オキナワキノボリトカゲの特徴と生態│販売購入や飼育は可能なのか

名は体を表すという言葉があります。

オキナワキノボリトカゲはそれを地で行く生き物で、どこに生息しどんな生活をしているか、名前だけで大体分かってしまいます。

しかし、生物の生態は多様です。オキナワキノボリトカゲにも、その名前から分かる以上の様々な事情や特徴が秘められています。

今回はそんなオキナワキノボリトカゲの特徴と生態、販売値段や飼育が可能かどうかについてご紹介します。

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オキナワキノボリトカゲの特徴

オキナワキノボリトカゲは、爬虫類有鱗目トカゲ亜目イグアナ下目アガマ科アガマ亜科キノボリトカゲ属の生き物です。

奄美群島及び沖縄諸島に生息する日本の固有亜種ですが、与論島ではすでに絶滅。

日本にいるアガマ科のトカゲはキノボリトカゲ属だけで、オキナワキノボリトカゲを含む三亜種が自然分布しています。

体長は25cmから30cmほど。その約3分の1が頭部という、とても頭でっかちな体つきをしています。

尻尾も手足も細く、体は縦に平たく、頭から腰まで小さな背びれのような突起がついていて、見た目はまるで小さなイグアナです。

細長い指の先には鋭い鉤爪が生えていて、樹皮をしっかりつかむことができます。

子供の頃は褐色の個体が多く、成長するに従い全身が緑色になっていきます。この緑色は、雌よりも雄の方が鮮やかです。

雄の喉には黄色い皮膜の飾りがあり、威嚇や求愛の時に膨らませます。

オキナワキノボリトカゲの生態

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その名の通り、オキナワキノボリトカゲは樹上生活に特化したトカゲです。

地上に降りることは滅多にありませんが、木があるところなら棲む場所を選びません。民家の近くにも姿を現します。

木登りする時はまっすぐではなく、木の周りを斜めに登ります。これは体力の消耗を抑えつつ、敵の目を欺くための工夫です。

主食はアリやチョウ、セミなどの虫。他にもヤモリの子供など、樹上に集まる小型の生き物ならなんでも狙います。

春から夏にかけて繁殖期を迎え、一度に1個から4個ほどの卵を産みます。

サキシママダラや、人の手で持ち込まれたイタチなどが天敵です。

オキナワキノボリトカゲの販売値段について

日本のトカゲらしからぬワイルドな姿が魅力的なオキナワキノボリトカゲですが、残念ながら購入することはできません。

なぜなら環境破壊やペット目的の乱獲、さらには外来種の攻撃で、彼らの個体数は激減しているからです。

現在は環境省により絶滅危惧種II類に指定され、販売も飼育も禁じられています。

しかし同亜種であるサキシマキノボリトカゲは準絶滅危惧種で、こちらの購入及び飼育は“現時点では”まだ大丈夫です。

価格は一匹5000円前後。飼育する場合はケージの中に大きな木を用意したり、相応の準備が必要です。

オキナワキノボリトカゲの飼育は可能?

前述の通り、オキナワキノボリトカゲを飼育することはできません。

いつか個体数が回復すれば絶滅危惧種の指定が外されるかもしれませんが、先はかなり長そうです。

しかし、そんなオキナワキノボリトカゲは、意外なところで個体数を増やし、逆に迷惑がられています。

近年、九州の日南市と指宿市にオキナワキノボリトカゲが生息していることが確認されました。

誰かが持ち込んだのか、なんらかの方法で海を渡ったのか、この新天地で彼らは大繁殖。

もともとの生態系を守るため、絶滅危惧種に対する駆除の計画が進められるという奇妙な事態に陥っています。

彼らのしたたかな生命力が、絶滅の危機を乗り越えることを信じて待ちましょう。

まとめ

・オキナワキノボリトカゲは、奄美群島及び沖縄諸島に生息する日本の固有亜種

・小型のイグアナのような姿をしており、名前の通り木登りが得意

・絶滅危惧種のため飼育も販売も不可能だが、近縁種サキシマキノボリトカゲは購入可能

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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