皆さんはガチョウというと何を思い浮かべるでしょうか。
日本でガチョウと言うと、あまり馴染みがないように感じますが、羽根布団や服の中に入れる羽毛などの素材、バドミントンで使うシャトルの羽の部分に使われていたりします。
もしかすると、学校で飼っていたというのを覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
また、ガーガーと大きな声で鳴いているのが特徴的です。
そんなガチョウですが、中国で家畜化されたシナガチョウという鳥をご存知でしょうか?
今回は、シナガチョウの生態、性格と生息地について解説していきます。
シナガチョウの生態
シナガチョウはカモ目カモ科に分類される鳥類です。
中国において飼いならされ、家畜にしたものです。
シナガチョウは野生のサカツラガンが元の種となっています。
ヨーロッパでも品種改良されました。
ちなみに、ヨーロッパで品種改良されたものは、ハイイロガンを元の種とするもので、中国系のシナガチョウと元の種が異なっています。
また、特にフランスで品種改良が重ねられた種(ツールーズ種)とオランダやドイツで品種改良が重ねられた種(エムデン種)に大きく分けられます。
シナガチョウとは直接関係ないですが、フランスで品種改良されたもの、ツールーズ種ではエサをたくさん食べさせることによって肝臓を大きくさせてそれを食べ物とするフォアグラが有名です。
それでは、なぜ、飼いならしたり品種改良したのでしょうか。
1つ目には長生きするということ、2つ目にはヒナのときから飼育すると飼い主にもよく懐くということ、3つ目には、これはシナガチョウの性格でも書きますが、警戒心が強く番犬代わりになることです。
成体の体長は約50cmで、体重はオスでは5kgから10kgほどで、メスでは4kgから9kgほどになります。
5kgほどですから、スーパーで売っているお米5kgほどの体重ですが体長が5kgとなっているため比較的小型です。
くちばしは黄色で太く短いです。
また、くちばしの基部には突起のようなコブがあります。
全身の色はグレーの色または白色をした種もあります。
群れで暮らすこともできます。
また、シナガチョウは飛ぶことはできません。
胴回りが大きいですから、なんとなく飛べないと分かってしまうところに愛嬌がありますよね。
シナガチョウの性格
シナガチョウは警戒心が強いため自分が認識していない人などがくると、大声で鳴きます。
番犬がわりに家畜にするだけあります。
これは、シナガチョウの聴覚がするどく、また視認性も優れているという利点もあってのことです。
また、ヒナのときから育てるとよく慣れるということから、シナガチョウもヒトにあるいはヒトもシナガチョウに愛着がわくような性質をもっています。
野生のシナガチョウがいる生息地
家畜化されているものをシナガチョウと呼ぶため野生のシナガチョウはいないと思われます。
関連性のあることとしては、元の種よりも暑い気候の場所でも生活できるところでしょうか。
まとめ
・シナガチョウは中国で品種改良されたガチョウ
・シナガチョウは警戒心が強く番犬代わりになる。
・シナガチョウは野生に生息していないと思われる
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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