スズメという普段何気なく見かけて気にも止めないことがほとんどだと思います。
身近な生き物も観察してみると実は面白かったりするんです。
そんなよく見かける小さな鳥スズメはどれくらい生きるのか知っていますか?
今回はスズメがどれくらい生きるのかなど寿命について深掘りしていきます!
スズメの寿命はどれくらいか
家の周りで見かけたりするので馴染みの深い鳥でほとんどの人が名前くらいは知っていると思います。
スズメは茶色と白の小型の鳥です。
野生化でのスズメ(雀)の寿命
日本に生息する野生スズメの寿命については具体的にはわかっていませんが、ヨーロッパで行われた調査を見ると生存率は高くないです。
秋に一度捕獲されたヒナが翌年の春を迎えるまでの生存率は49%です。
その後さらに生存率が減り、39%になってしまいます。
野生化での寿命は1.3年ほどです。
これが同じように日本でも成り立つ場合は、1年目の春を迎えられた個体の余命は1年ほどしかありません。
卵から巣立ち、巣立ちから秋までの間でほとんどのスズメが死んでしまうことになります。
そのため、生まれたばかりのスズメの期待できる余命は半年以下ということです…。
このような低い値をとるのは天敵となる捕食者が多いことが考えられます。
飼育下でのスズメの最長寿命
飼育下では約10年ほど生きると言われており、2003年には最長だと16歳を迎えたスズメがいたと言われています。
飼育されている個体だと明らかに寿命が長いので、自然下では多くのスズメが捕食されていることがわかりますね。
厳密に言えば最長で生きた期間は2293日ですが、これは標識をつけてから採捕獲された時の日数なのでそれ以上生きることはわかっています。
ただ、若年時の寿命が非常に短いので稀なケースだと思います…。
飼育されているスズメでは最長で15年以上生きた例があります!
それだけスズメにとって捕食者という存在は脅威であることがわかりますね。
また、人が与える影響によってスズメは減少しているそうです。
その原因としては都市化によるエサの減少が大きく関わっています。
農村部に比べて都市部に生息するスズメはヒナがそもそも巣立っていないようです。
恐らく子育て中に与えられるエサが少ないのが減少に大きく関わっているのではないかと考察しています。
スズメの天敵
意外と思われることが多いですが、身近にいるスズメの天敵はカラスです。
特に都市部や町中でよく見られるハシブトガラスは肉食傾向が強く、スズメのような小型の鳥は食べられてしまいます。
他にも猫や猛禽類なども天敵になります。
まとめ
・スズメは若年時の生存率が極端に低く、ほとんどは若い時に死んでしまっている
・スズメは野生化での最長寿命は6年強で飼育下では15年以上
・スズメの減少には環境の変化によるエサの減少が大きく関わっていると考察
同じく身近でみられるカラスの違いはこちら
ハシブトガラスとハシボソガラスの違いは?見分け方と特徴を画像で解説
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コメント
コメント一覧 (5件)
ハシブトガラスが雀を捕食するとは驚きました。
我が家の庭先に設置してある小鳥用の給餌台には、毎年、餌の少なくなる冬から春にかけてのみ、餌のアワ、ヒエ、のむき身を毎日与えています。主にスズメが群れできますが、同じ固体が毎年来るとは思ってませんでしたが、やはり短命だったのですね、さらに愛着がわきました。
なるほど、給餌台で鳥を観察するのも面白そうですね^^
また、そういった姿を毎年見て新しい個体が来ていると考えると感慨深いものがありますね。
最初パンのみみを丸め野生のすずめに与えましたら食べたのを機会に毎朝与えておりましたら40羽程が来ます。今では数匹車窓まで来まして餌をねだる始末です。車の停車位置や向きを変えても私の座っている位置がわかるようです。驚いたのは垂直に飛ぶ事と直角に曲がることでした。馴れすぎてはまずいので行くのはやめようと思っております。
人に慣れすぎてしまうのも良くないかもしれませんね^^;
去年庭にすずめが居たので
パンをあげたら
毎朝食べに来ました
だんだんなれて来て
1メール位まで
近寄って来ていましたが
突然こなくなりました
先日サッシからコツコツ
音がするので
サッシを開けて庭を見たら
すずめが居て
パンをあげたら
1羽だけ
近くに寄って来るんです
昨年に遊びに来ていた
すずめ君らしくて
また
毎日出勤前に
パンを小さくして
一緒に朝ごはんです(笑)
寿命短いんですね
愛おしく
なります