モズという鳥がする行為で速贄(はやにえ)というものがあります。
私もよく野外に生き物を見に行くときに見つけるのですが、時たま大きなカエルが木の枝に刺されていたりして驚くこともしばしば…。
今回はなぜモズが速贄をやるのか意味や理由について深掘りしていきます!
モズの速贄(はやにえ)とは?
モズは捕まえたエサを木の枝に突き刺したり、木の間に挟んだりする速贄(はやにえ)という行為を行います。
なぜ『はやにえ』という名前かと言うと、秋に初めて獲物を生贄に捧げていると考えられていたためです。
これはモズという種類だけでなく、モズ類全般が行います
秋頃になると頻繁に行われる習性ですが、実はなぜこのようなことを行うのか意味はわかっていません。
モズはワシタカ類のように狩りをするのですが、大型のワシタカ類と違って小さいのでエサを支えるために行われているとも考えられています。
しかし、このはやにえには不可解な点が多く様々な理由が考えられています。
はやにえをする理由は諸説ある?
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はやにえを作る理由は以下のような説が挙げられます。
2.獲物を固定する手段
3.本能的にやってしまう
これらのように色々と説がありますが、不思議なことに速贄は食べられることもあれば、そのまま放置されることもあります。
1についてはまた食べにくるケースというのは少ないそうです…。
餌付けしたモズも速贄を作ることから固定するために使っているという見方もあります。
しかし、空腹も満腹も関係なく速贄をつくることから本能的に作ってしまうという見解が今のところ一般的な理由とされています。
速贄をつくる習性についてはっきりとした傾向がないので未だに理由はわかっていません。
個人的には縄張り誇示などの意味もあると思ったんですが、全然目立たないところに作ったりすることもあるのでその線はないなと思いました…。
はやにえにされる動物
基本的にモズのエサになるような獲物はすべて速贄にされてしまいます。

私はアカガエル、ニホントカゲ、バッタ、毛虫などがをはやにえにされているのを見たことがあります。
驚きなのは自分よりも少し小さいシジュウカラという鳥を速贄にしている事例もあるのでびっくりですね…。
それで食べないというのも不思議ですが、未だに理由がわかっていないところが魅力でもあると思います。
まとめ
・モズのはやにえは秋に初めて行われる生贄ということから速贄と呼ばれる
・速贄の意味は獲物を固定するためと考えられていた
・理由は明確にはわかっておらず、本能でやってしまうという見解が一般的
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百舌の速贄ことばも知りませんでした。さんこうになりました、
あまり馴染みはないかもしれませんが、秋頃にはよく見られるので田畑近くにいったときに探してみるとよいと思います^^