モズのはやにえの意味ややる理由はなぜ?スピリチュアル的に縁起が悪い?

モズという鳥がする行為で速贄(はやにえ)というものがあります。

私もよく野外に生き物を見に行くときに見つけるのですが、時たま大きなカエルが木の枝に刺されていたりして驚くこともしばしば…。

今回はなぜモズ速贄をやるのか意味理由について深掘りしていきます!

目次

モズの速贄(はやにえ)とは?

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モズは捕まえたエサを木の枝に突き刺したり、木の間に挟んだりする速贄(はやにえ)という行為を行います。

なぜ『はやにえ』という名前かと言うと、秋に初めて獲物を生贄に捧げていると考えられていたためです。

これはモズという種類だけでなく、モズ類全般が行います

秋頃になると頻繁に行われる習性ですが、実はなぜこのようなことを行うのか意味はわかっていません。

モズはワシタカ類のように狩りをするのですが、大型のワシタカ類と違って小さいのでエサを支えるために行われているとも考えられています。

しかし、このはやにえには不可解な点が多く様々な理由が考えられています。

はやにえをする理由や意味

長年、はやにえを作る理由は謎だったのですが、2019年に大阪市立大学と北海道大学の共同研究によって解明されました。

はやにえを作る理由は様々な説があった

はやにえを作る理由は以下のような説が挙げられていました。

  1. 保存食
  2. 獲物を固定する手段
  3. 本能的にしてしまう行動
  4. 縄張りの誇示

これらのように色々と説がありますが、不思議なことに速贄は食べられることもあれば、そのまま放置されることもあります。

はやにえを作る本当の理由:繁殖期に歌の質を高めるため

はやにえはモズのオスがメスを獲得するために重要な「歌の質」を高めるための栄養食として機能していることがわかりました。

性的な魅力を高めるための準備として保存食を作る動物と考えるととても面白いですね!

研究結果の詳細やデータについては下記の記事で紹介されています。

引用:モズの『はやにえ』の機能をついに解明!―はやにえを食べたモズの雄は、歌が上手になり雌にモテる―|大阪市立大学

早贄(はやにえ)にされる動物

基本的にモズのエサになるような獲物はすべて速贄にされてしまいます。

コオロギ オケラ ショウリョウバッタ
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私はアカガエル、ニホントカゲ、バッタ、毛虫、アメリカザリガニ、ネズミなどがをはやにえにされているのを見たことがあります。

驚きなのはモズよりも少し小さいシジュウカラという鳥を速贄にしている事例もあるのでびっくりですね。

その他にもスズメが早贄にされている動画もありました。

それで食べないというのも不思議ですが、未だに理由がわかっていないところが魅力でもあると思います。

モズの早贄はスピリチュアル的に縁起が悪い?

はやにえは見た目的にもグロテスクな印象を受けますよね。

庭にモズの早贄が作られていることによって、縁起が悪いのではないかと捉えるのも当然です。

しかし、縁起の良い悪いは言及されておらず、スピリチュアル的にもどんな意味があるかも定義されていませんでした。

強いて言うならば海外ではモズのことを「絞め殺す天使」などという表現をされたり、残虐なイメージが強いのであまり良いものとは思えませんね。

まとめ

・モズのはやにえは秋に初めて行われる生贄ということから速贄と呼ばれる

・2019年に大阪市立大学と北海道大学の共同研究によって理由が解明された

・速贄を作る意味はオスとしての魅力を高める・歌の質を上げるための貯蓄であった

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コメント

コメント一覧 (2件)

    • あまり馴染みはないかもしれませんが、秋頃にはよく見られるので田畑近くにいったときに探してみるとよいと思います^^

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