サイチョウという鳥をご存知でしょうか?
主にインドネシアに生息することから鳥について興味がある方以外、あまり知らないあるいは存在自体を知らないという方も多いのではないでしょうか。
この鳥の特徴は頭にある角のような突起を持つことです。
この角がまるでサイの角のようだということからサイチョウと呼ばれています。
漢字で書くと、犀鳥です。
今回は、そんなサイチョウのなかでも、オオサイチョウの生態、性格と生息地について解説していきます。
オオサイチョウの生態
オオサイチョウはブッポウソウ目サイチョウ科サイチョウ属に分類される鳥類です。
漢字では大犀鳥と書きます。
体長は、約100cmから120cmで、体重は生態で約3kgになります。
翼開張は約1.5mにもなります。
日本の電線に止まっている鳥と比べるとかなり大きい鳥です。
この鳥が飛んでいる姿は見たことがある人によると圧巻なようです。
見た目がかなり特徴的で、体に不釣合いなほど大きいくちばしの上に、黄色と黒からなるコブのような突起を持ちます。
冒頭部分でも書いた、このコブのような突起がサイに似ていることからサイチョウと呼ばれるのでした。
また、色合いも特徴的で、首は薄い黄色で彩られ、他の部分は黒い体色をしています。
写真で見ると少し落ち着いた黄色ですので、体の色は全体としてあまり派手ではありません。
日本に生息する鳥と比べると少し派手かもしれませんね。
興味深いのは眼で、オスは虹彩が赤色で、メスは虹彩が青色をしています。
オオサイチョウを捕まえなくても、オスやメスが区別できますね。
食べるものとしては、主に果実を食べます。果物は主に、野生のイチジクを選ぶようです。
また、小型な哺乳類や昆虫類を食べることもあります。
食べるものつまりエサについて言うと雑食なようです。
大きな木の洞(ほら)に巣を作ります。巣に卵が生まれた場合、メスが巣にこもり卵を温めます。
また、巣にこもっている間、メスに危害が及ばないように、オスは糞便や泥などで少し隙間をあけて巣の入り口を塗り固めてしまいます。
少し隙間を開けるのはエサをメスに届けるためです。
[ad#co-1]オオサイチョウの性格
動物園でのエピソードですが、スタッフによってオオサイチョウの機嫌が違うらしく、個体にもよるとは思いますが、少しわがままな性格なのかもしれませんね。
野生の動物には良く当てはまることですが、オオサイチョウもメスを壁を築いて守ることから用心深い鳥で家族を守ることに関しては妥協しないのでしょう。
野生のオオサイチョウがいる生息地
主に東南アジアやその諸島、国名で言うとインドからインドネシアの熱帯雨林の森林に生息しています。
東南アジアの民族によって、オオサイチョウのくちばしや羽を使って装飾品を作ることに利用されることもあります。
準絶滅危惧種に指定されており、ワシントン条約でも取引が規制されています。
まとめ
・オオサイチョウは名前の由来になった頭の突起が特徴的な鳥
・オオサイチョウは家族を守ることに関しては用心深いと推測される
・オオサイチョウは東南アジア付近の熱帯雨林に生息する
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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