ウマビルの特徴と生態は?野生で見られる生息地はどこ?

ヒルというと、哺乳類などから血を吸うイメージが強いかと思いますが、意外と血を吸わないで生きているヒルの仲間も多く存在します。

ウマビルもまた血を吸うことのないヒルの仲間です。

水辺に暮らしているというウマビル、一体どんな特徴や生態を持っているのでしょうか。

どんな場所に生息しているのでしょう。

ウマビルの特徴や生態、生息地について解説します。

目次

ウマビルの特徴

ウマビルはヒル綱ヒルド科に属している大型のヒルの仲間になります。

他の動物の血を吸うことで知られ日本に60種類ほど存在しているヒルですが、その実吸血する種類は3種類しかおらず、ウマビルもまた吸血をすることはありません。

ちなみに、同じ水生のヒルの仲間で人間に吸血することもあるチスイビルという種類もいるそうです。

体長10~15cm程度の細長い体の前後には吸盤があり、背中は鮮やかな緑色で黄色い筋が走っており、体節数は34になります。

吸盤は移動するのに使用しますが、水の中に生息しているウマビルは泳ぐことも勿論得意だそうです。

口前葉がほとんど見えなかったり毛が無かったりと非常にシンプルな見た目をしています。

田んぼや川のといった淡水の中に生息しているそうです。

子供の頃よく見かけたという人も多いのではないでしょうか。

吸血すると勘違いされ嫌われがちですが、打撲などに効く水蛭という漢方の薬にもなる人に利益をもたらすこともある生き物です。

ウマビルの生態

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ウマビルは肉食性で、同じ淡水に生息しているタニシなどの貝を捕食します。

日本の侵略的外来種ワースト100にも指定されているジャンボタニシことスクミリンゴガイも好んで食べるそうです。

エビなどの自分よりも素早い生き物を積極的に捕獲することはないと言われています。

ミミズと同じ環形類に分類され、皮膚呼吸を行うそうです。

循環系は人と同じ動脈と静脈が毛細血管で繋がっている閉鎖血管系で、酸素の運搬はヘモグロビンが行っているため血は赤になります。

心臓の代わりに血管そのものが収縮することで血液循環が行われるそうです。

脳神経節と、密接に並んでいる腹側神経索から形成されたはしご神経系になります。

一つの個体につきオスとメスそれぞれの生殖器を持つ雌雄同体になり、2つの個体がいれば繁殖することが可能だそうです。

カエルやチョウのように成長するに従い姿を変えることは無く、卵から孵った時から成体とほとんど変わらない見た目をしています。

そんなウマビルですが、何と飼育することも可能だそうです。

血を吸うヒルは抵抗がある人でも、ウマビルなら安心と言うことなんでしょうね。

独特の見た目と動きをしていますが、癒されるという人も少なくないそうです。

野生のウマビルがいる生息地

ウマビルは日本各地の川辺などに生息しています。

他のヒルの仲間と見分けるのは難しそうですが、探してみると意外と身近に潜んでいるかもしれませんね。

まとめ

・ウマビルは貝などを食べる肉食性のヒルの仲間

・ウマビルは生まれた時から成体と同じ見た目をしている

・ウマビルは主に淡水の中に生息しているヒル

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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