地上最速の生き物と言えばチーターですよね。
サバンナを颯爽と駆け回り獲物を捕らえる姿は誰もが一度はかっこいいと思ったことがあるのではないでしょうか。
そんなチーターですが、実は意外と弱いという噂があることをご存知ですか?
人間でも勝てるとか…?
そんなチーターの特徴と生態、強さ、走る速度について解説します。
チーターの特徴
チーターは哺乳綱食肉目ネコ科に属している、地上最速の動物です。
体長110~150cm、体重21~72kg、すらっとした体型で毛は黄色に黒い斑点模様が交ざっています。
目の内側から口にかけてティアーズマークと呼ばれる黒い筋が走っており、これは太陽光の眩しさを軽減する効果があると言われているそうです。
長い尾は獲物を猛スピードで追いかける際に左右に振って舵取りの役割を担っています。
また、他のネコ科の動物は爪を自分の意志で出したり引っ込めたり出来るのですが、チーターはある程度成長するとそれが出来なくなるそうです。
この爪がスパイクのような役割になり、より速く走るための手助けになっていると言われています。
チーターの生態
基本的には地上いますが、身軽で木に登ることも出来るそうです。
基本的には単独行動を取りますが、血縁関係があるもの同士が中心となり小さな群れで行動することもあると言われています。
有蹄類や鳥類などを捕食するそうです。
オスが複数がかりでオリックスなどの大型哺乳類の子供を襲うこともあると言われています。
他の肉食獣との争いを避ける為か、死骸を漁ることはないそうです。
樹の上や茂みの中から獲物を探し、忍び寄りながら獲物に接近し、100~300mまで近づくと走って一気に距離を詰め、喉に噛みついて窒息死させます。
狩りの成功率は50%程度で、取り分けて狩りが上手とは言えませんが下手というほどでもないですね。
獲物は2~5日に一度ありつければ問題ありませんが、子育て中の母親は毎日、時には普段活動しない夜間も狩りにでなくてはなりません。
妊娠期間は三か月程度で、平均2~4頭の子供を産むそうです。
14~16か月で性成熟し、8~12年ほど生きると言われています。
アフリカ大陸やイランに生息しているそうです。
[ad#co-1]チーターは人間でも勝てるぐらい弱いのか
自慢の脚力を活かし獲物を捕まえるチーターですが、実はそれほど強い生き物ではありません。
ライオンなどの他のネコ科と比べても顎の力が弱く、スピードこそサバンナでも随一ですが裏を返せば顎の力が弱いからスピードに特化せざるを得なかったともいえます。
死骸は漁らないなど他の肉食獣との対面を避けるのも、真っ向から戦えば勝ち目が薄いと分かっているからこそなんですね。
それでは人間でも勝てるのかという話なのですが、そもそもチーターが自分より大きい動物を襲うことが稀なのだそうなので、チーター側にあまり戦う意思がないかもしれませんね。
個人的には、いざとなれば過酷な環境で生き抜いているチーターが勝利する気がします。
そんなチーターは基本的に平和主義で大人しい性格なため、人間にも懐くことがあるそうです。
なんと海外ではペットとして飼育している人もいるとか…。
大型のネコのようなものなのかもしれませんね。
チーターの走る速さ(時速)
地上最速のチーターは、時速100~120kmで走ることが出来ると言われています。
顎の力が弱い代わりに得た脚力は車と同等の速さで走ることが出来るんですね。
チーターが走り続けられる時間と距離
そんなチーターが走り続けることが出来る時間は精々20秒程度で、距離は200~500m程度だそうです。
意外と短いと思うかもしれませんが、全力疾走した後のチーターは体温が上昇するなど体力を大幅に消耗するといわれています。
自慢の脚を活かすにも色々苦労があると言うことなんですね。
まとめ
・チーターは走る速さでは地上最速の動物である
・チーターの性格は平和主義で基本的には自分より大きな動物とは戦わない
・チーターは肉食動物だが人間に懐くことがある
・チーターは走るのは早いが消耗が激しいので、あまり長い距離と時間は走っていられない
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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