ミミズは比較的身近な生き物の代表例といってもいいでしょう。
そんなミミズにも色々と種類が存在します。
その中でも、釣りを楽しむ人にとってはお馴染みなのがフトミミズになります。
一般的に多く流通しているイトミミズよりも高価になりますが、その分大きくて魚たちをおびき寄せる力も強いと言われています。
こちらではフトミミズの生態や捕獲可能な場所、購入方法と値段相場について解説します。
フトミミズの生態
フトミミズは貧毛綱フトミミズ科に属している生き物で、日本に生息しているミミズの多くがフトミミズの仲間になります。
日本に生息しているフトミミズだけでも500種類以上に上ると言われていますが、正式な名前が付けられているものはたった1割しか存在しないそうです。
つるりとした体表は何もないように見えますが、よく見てみると短い毛が生えており、これが移動するのに役立ちます。
またごく小さな視細胞が存在し、光を認識することが出来るそうです。
一見柔らかくて頼りなく見えますが、静水力学的骨格と呼ばれる体の構造をしており、体内の液の水圧をかけることで硬くなり、この特性を利用して土の中を掘り進むことが出来ます。
土を食べ排泄物は土壌形成に役立ち、また多くの動物の餌となるミミズは野生環境において無くてはならない存在です。
一方で釣り人が餌用に持ってきたミミズを適当に捨てたことで土壌が荒れる事態になったり、農薬などが染み込んだ土を食べ毒ミミズ化した個体を食べた生き物が中毒を引き起こしたり、ミミズに含まれる毒を生物濃縮した生き物を人間が食べ被害が起きたりすることもあります。
春に生まれ夏にかけて大きくなり、秋に卵を産むと冬を越す前に死んでしまうそうです。
釣りに使用されるミミズは多くが安価なキジと呼ばれるツリミミズですが、ウナギなどの淡水魚を捕まえる際には高価ですが大きくて匂いの強いフトミミズが好まれます。
こういったミミズは釣り具店などで流通している他、自分で探して捕獲するという人も多いそうです。
フトミミズを捕獲できる場所
[ad#co-1]では、実際フトミミズを捕獲できるのはどんな場所なのでしょうか。
暑さや寒さに弱いため春から梅雨頃、もしくは夏の暑さが和らいだ季節に捕獲すると良いようです。
詳しい理由ははっきりしていませんが、雨が降ると土の中から出てくるので雨上がりの森や林、落葉の下などが狙い目になります。
また、移動した際に側溝の中に落ちてしまい登れなくなっているミミズも多くいるそうです。
採取したものは土や葉と一緒にビニールなどに入れておきましょう。
温度が30℃以上で弱ってきてしまうので、暑い日に採取した場合はクーラーボックスに入れて管理するなど工夫すると良いようです。
フトミミズの購入方法
そんなフトミミズですが、自分で捕獲するだけではなく購入する方法もあります。
釣り具屋で餌として売られていたり、現在ではネットでも購入したりすることが出来るそうです。
店やサイトによって値段や大きさが違ってくるので、色々調べてみて下さいね。
フトミミズの価格相場
フトミミズの価格相場は大きさなどにもよりますが、大体1匹当たり60円から80円になります。
一度に大量購入すればその分安くなる傾向にありますが、余ってもその辺に放っておくと生態系に影響が出る場合があるので、使用する場合でも計画的に購入しましょう。
まとめ
・フトミミズは日本に最も多く生息するミミズの仲間
・フトミミズは雨上がりの土の表面などに出てくることが多い
・フトミミズは比較的安価で釣り具屋や通販で購入できる
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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→ドバミミズの生態と捕獲できる場所は?購入方法と価格相場についても[/aside]
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