鳥の中には飛ぶことの出来ない種類もいくつか存在します。
その中でも足が速くて体の大きなダチョウは、一際存在感がありますよね。
そのダチョウと同じく飛ぶことが出来ないながらも、足が速くて体が大きいという特徴を持つのがエミューです。
見た目もなんだか似ていますよね。
両者は具体的にどんな違いがあるのでしょう。
エミューとダチョウの違い、大きさや足の速さなどを比較していきます。
エミューについて
まずエミューについて解説します。
エミューは鳥綱ヒクイドリ目ヒクイドリ科の鳥で、いわゆる“飛べない鳥”の中でも走鳥類に分類されます。
オーストラリアの広い範囲に生息し、“前進しかしない”ことからカンガルーとともにオーストラリアの国章にも選ばれていました。
雛は縞模様の羽毛をしていますが、大人になると模様は消え茶褐色や焦げ茶色が混ざった様な色になります。
一方卵は非常に鮮やかな緑色をしており、はっきりした理由は解明されていませんが保護色の為などの説があるようです。
雑食で、昆虫や果実などを食べます。
走ることを得意としていますが、実は泳ぐことも出来る器用な鳥です。
ダチョウについて
[ad#co-1]次にダチョウについて解説します。
ダチョウは鳥綱ダチョウ目ダチョウ科の鳥で、エミューと同じく走鳥類に分類される鳥です。
アフリカ南部・中部に生息し、砂漠やサバンナで確認される一方、日本でも北海道から沖縄まで飼育されており、非常に環境適応力が高い生き物といえます。
飛行能力がない羽毛はふわふわとしており、オスの羽毛が黒に対しメスは茶色をしています。
卵が鶏の約30倍と非常に大きく、人が乗っても割れないと言われるほどに頑丈です。
草食ですが昆虫なども食べ、石を飲み込んで胃の中で食べた物をすり潰します。
鳥は視力が良い生き物ですが、ダチョウはその中でも最も視力が優れているとされています。
エミューとダチョウの違い
細かいところまで見ると、似ているようでも違っている同じ走鳥類のエミューとダチョウですが、その最大の違いは足の指の数ではないでしょうか。
鳥類の足の指は基本的には4本ですが、エミューはそのうちの1本が退化しており3本、ダチョウは更にもう1本退化して2本の指を持ちます。
飛ぶことが出来ない代わりに足が速い、という共通の特徴を持つ両者のちょっと意外な違いですよね。
また、エミューは翼が退化しているので羽毛に隠れてしまいほとんど目視出来ないのに対し、ダチョウははっきりと翼を確認することが可能で、オスは求愛のダンスをするとき大きく翼を広げてメスにアピールします。
動物園などでエミューとダチョウに会う機会があったら、ぜひ比べてみてください。
大きさや足の速さを比較
大きさや足の速さはどうでしょうか。
エミューは体高が1.5m~2.0m・体重が40kg~60kgと鳥の中でもかなり大柄ですが、ダチョウは体高が2.0m~2.8m・体重が100kg~120kg更に大きな世界最大の鳥です。
エミューはダチョウに次ぐ大きさの鳥となっています。
足の速さはエミューが最大時速約50kmに対し、ダチョウは最大時速約70kmにも達し、二足歩行で走る動物の中では最速になります。
エミューはダチョウよりも小柄な分、少しスピードが劣るイメージですね。
まとめ
・エミューはオーストラリアに生息する泳ぐことも出来る鳥。
・ダチョウはアフリカに生息し環境適応力に優れている。
・エミューとダチョウは足の指、翼の大きさに違いがみられる。
・エミューよりダチョウの方が大きく、その分ダチョウの方が走る速度も速い。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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