ネーミングの由来が特徴的な見た目から来ている、という動物はたくさん存在しますよね。
オナガフクロウも見た目から名付けられた動物です。
その名の通り長い尾が特徴的なフクロウで、見た目はあの猛禽類とよく似ていると称されます。
一体どこに生息しており、どんな生態をしているのでしょうか。
オナガフクロウの特徴と生態、生息地について解説します。
オナガフクロウの特徴
オナガフクロウは鳥綱フクロウ目フクロウ科で、がっしりとした体格をしているフクロウです。
他のフクロウよりも長く立派な尻尾があることが特徴で、英名ではNorthern Hawk Owlと名付けられており、フクロウというよりもタカのような見た目をしています。
体長36~41cm程度の中型種です。
目の周りは白っぽく顔の周りは黒で縁取られ、目の上から頭頂部にかけて斑点模様があります。
虹彩は黄色で、雌雄で見た目に大きな差は無いそうです。
フクロウの飛行というと大きな翼を広げて静かに飛ぶ、というイメージがありますが、オナガフクロウは翼を折り畳んで空気抵抗を受けないような飛び方をすることがあります。
その時の様子を写した写真がまるで魚雷ようだと話題になったこともあるそうです。
そんなおかしな写真も素敵ですが、翼を広げて優雅に飛んでいる時の写真がとてもカッコよかったのでこちらもぜひ調べてみてください。
暑さが苦手としており、開けた林などに生息しています。
オナガフクロウの生態
[ad#co-1]フクロウの多くは暗くなってから活動する夜行性ですが、オナガフクロウは昼に活発になります。
肉食性でハタネズミを中心とした小型哺乳類や鳥類を捕食するそうです。
冬になりハタネズミを見かけなくなると鳥類を多く食べる傾向にあります。
枝の先に留まって周囲を観察し、獲物を見つけると素早く襲い掛かって地上で仕留めたり、爪で捕らえてそのまま攫っていったりするそうです。
またフクロウの仲間では珍しくホバリングを得意としており、空中で獲物を捕まえることも出来ます。
聴力が優れており、雪の下に生息している小動物の音をキャッチして襲い掛かることもあるそうです。
基本的にずっと同じ場所で生活を続ける留鳥ですが、生息地域によっては気温が低下すると南へ移動して冬を過ごす個体もいます。
樹洞やカラスなどの他の鳥が使っていた巣を利用して卵を産むそうです。
卵は1度に6~10個ほど産みますが、中には餌が足りなくて飢え死にしてしまう雛もいる厳しい環境で育ちます。
卵を温めるのはメスの役目で、オスも餌を運んでくるなど子育てに協力するそうです。
卵は25~30日で孵り、雛は約1か月後に巣立ちます。
長寿な生き物で、20年ほど生きることもあるそうです。
野生のオナガフクロウがいる生息地
オナガフクロウは北アメリカ大陸やユーラシア大陸の北部に生息しています。
日本には生息していませんが、静岡県の掛川花鳥園などでその姿を見ることが出来るので、興味がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
また愛玩動物としても扱われていますが、北部に生息しているオナガフクロウにとって日本の暑さは堪えるものです。
フクロウは手間やお金がかかる生き物なので、飼育したい!と思った方はよく考えて判断し、暑さ対策などしっかり取りましょう。
まとめ
・オナガフクロウは尾が長くタカのような見た目をしたフクロウ
・ホバリングが出来る
・北部に生息しているため暑さに弱い
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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