ウサギフクロウをご存知でしょうか。
名前の響きからしてキュートな印象ですが、イメージに違わずとても可愛らしい見た目をしており、その愛らしさから人気の高いフクロウなんです
しかしその容姿に似合わない一面も持ち合わせているとも言われています。
一体どんなフクロウなんでしょうか。
ウサギフクロウの特徴や生態、生息地について解説します。
ウサギフクロウの特徴
ウサギフクロウは鳥綱フクロウ目フクロウ科に属している猛禽類で、別名とも呼ばれています。
ミミズクの仲間で頭の上には羽角と呼ばれる耳のような毛が生えているのですが、ウサギフクロウは長く特徴的な羽角がまるでウサギの耳のように見えることからその名がつけられたそうです。
ぴょこんと斜めに立った羽角は本当に可愛いのでぜひ検索してみてください。
「ピーピー」と澄んだ高い鳴き声を出します。
腹部には茶色の細い縦縞模様があり、虹彩は深い褐色です。
羽毛で覆われている脚はがっしりとしていて意外と力強く、獲物を確実に捕らえることが出来ます。
全長30~38cm、体重300~550g程度と中型のフクロウになりますが、意外と気性が荒く攻撃的な性格をしているため愛玩動物としては難しい種になるそうです。
しかしその可愛らしい見た目から高い人気があります。
購入を検討する場合は慎重に考えましょう。
飼育する場合はなかなか人に懐かず神経質な面があることに加え、生肉をあげなければいけなかったり、フクロウを診てくれる動物病院の確保であったり、ストレスがかからぬよう飼育環境を整える必要があったりと色々と大変です。
またフクロウは金銭的にも決して優しい生き物ではなく、15~20年ほど生きると言われているのでそれなりの覚悟が必要になりますね。
ウサギフクロウの生態
[ad#co-1]ウサギフクロウは比較的視界の良い開けた草原に生息しています。
肉食性でネズミなどの小動物や鳥類、爬虫類などを捕食するそうです。
低空飛行で獲物の背後から静かに襲い掛かったり、枝の上から急降下して獲物を捕らえたりします。
獲物の大きさによってはそのまま丸呑みし、消化できなかった骨や毛はペリットになって吐き出されるそうです。
草原の草を踏みつけて巣を作り、繁殖期にはそこに数個の卵を産んで育てます。
抱卵はメスが行い、オスはメスの為に獲物を捕らえ巣に運ぶそうです。
夜行性で昼間は枝の上などで静かに休んでいますが、悪天候などで餌が十分に得られていない場合は昼間でも活動することがあります。
愛くるしい見た目のウサギフクロウも、野生では厳しい環境を生き抜く力を身に付けているんですね。
野生のウサギフクロウがいる生息地
ウサギフクロウは中南米のメキシコから南アフリカにかけて生息しています。
残念ながら日本には野生の個体は存在しません。
日本では最近流行のフクロウカフェなどでウサギフクロウに会うことが出来ます。
神経質なウサギフクロウを驚かせないよう、お店のルールに従って楽しんでみてくださいね。
まとめ
・ウサギフクロウはウサギのような羽角を持つとても可愛いフクロウ
・ウサギフクロウは意外と気性が荒い性格をしており、野生下においては草原などで狩りを行う
・野生のウサギフクロウはは中南米に生息している
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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