セグロウミヘビの特徴と生態は?毒性や咬傷などの後遺症についても

長い歴史の中、その生活圏を地上から海へと移していった生き物たちがいます。

クジラやイルカ、ウミガメなど。彼らは水中での暮らしに適応するため、その体から生態まで独自の進化を遂げてきました。

セグロウミヘビも、そんな海の中へと生活の場を移していった生き物の一種です。

手も足も無いヘビが、どうやって泳いでいるのでしょうか。産卵は? 寝る前は?

今回は、そんなセグロウミヘビの特徴と生態、毒性や咬傷などの後遺症についてご紹介します。

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セグロウミヘビの特徴

セグロウミヘビは、爬虫類有鱗目ヘビ亜目コブラ科セグロウミヘビ属の生き物です。

セグロウミヘビ属には他に分類されている種がおらず、本種のみで構成されています。

研究者によってはコブラ科ではなくウミヘビ科に分類されることもあります。

体長は60cmから90cm。ヘビとしてはやや小型の部類になります。

名の通り背中側が真っ黒で、腹の方は黄色か白っぽい色合いをしています。尻尾の先端は両色の斑模様です。

これは海の中では保護色として機能します。一方で、全身が真っ白な個体も稀に確認されています。

体は縦に平たく、泳ぐのに適しています。陸生のヘビが移動に使う腹部の鱗は退化しており、地上ではほとんど動けません。

毒のある牙を持っており、また肉にも毒があるため食用にもなりません。

セグロウミヘビの生態

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セグロウミヘビは、その一生を海の中で生活します。

海中での生活に完全に特化しており、外洋で暮らす唯一のウミヘビです。

自分で泳ぐ以外にも、海流に乗って長距離を移動することがあります。

最新の研究では、1mにも満たない体でクジラに匹敵する大旅行をすることが分かってきました。

そのため分布域も太平洋からインド洋までと広大で、ヘビの中でもっとも広い地域に生息する種です。

自分より小型の魚やイカなどを捕食し、水分は海水からではなく雨水から補給すると考えられています。

クジラと同様鼻の穴が頭の上にあり、3時間以上もの間呼吸せずに潜り続けることが可能です。

卵胎生で、子供は雌の体内で孵化してから生まれます。これも海中生活に適応するため進化した結果です。

日本近海にも現れることがあり、出雲地方では龍神の化身「龍蛇様」として古来より敬われてきました。

セグロウミヘビの毒性

先ほどご紹介した通り、セグロウミヘビは毒を持つ生き物です。

毒牙こそ小さいものの、その毒は非常に強力で、日本の代表的な毒ヘビであるマムシの数百倍もの毒性を持つと言われています。

毒を持つ種が多いウミヘビの中でも、三本の指に入るほどの危険な毒です。

その上性質が荒く、不用意に近づくと容赦なく咬みついてくる高い攻撃性を持っています。

黒と黄色という体の色も、保護色ではなく有毒の生き物であることをアピールするための警戒色ではないかという説があるほどです。

セグロウミヘビの咬傷などの後遺症について

成人でも死に至る可能性がある、恐ろしい毒を持つセグロウミヘビですが、彼らに咬まれて死亡した報告はほとんどありません。

外洋に生息するため、人が咬まれること自体滅多に無いのです。

しかし、それは逆の考え方をすれば、治療法の研究が進んでいないということでもあります。

浜辺に打ち上げられたセグロウミヘビにうっかり近づいて咬まれた時は、必ず病院で適切な処置を受けましょう。

まとめ

・セグロウミヘビは海中での生活に特化した、外洋で暮らす唯一のウミヘビ

・分布域は太平洋からインド洋までと広大で、日本では「龍蛇様」として敬われてきた

・地上ではほとんど動けないが、強力な毒を持つため迂闊に近づくのは危険

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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