コウノトリの赤ちゃんを運んでくれると言う話は有名で、多くの人は聞いたことがあるのではないでしょうか?
しかし、いつどこでコウノトリは赤ちゃんを運ぶ鳥になったのか、逸話の発祥はどこなのでしょうか?
今回はコウノトリとその逸話などについて深堀していきましょう。
コウノトリとは?
コウノトリとは体長110cm、羽を開くと180cmにもなる大型の鳥類です。
全身白色の羽に覆われており、風切り羽という外側の羽は黒色をしています。
ツルやサギによく似ているために間違われやすいですが、ツルとは鳴き声や捕食方法、サギとは体長などの形態が大きく異なるため容易に区別できます。
分布地域は東南アジアで推定総数2000羽と少ないく、世界的に数を減らしています。
日本では1980年代にコウノトリの野性個体が死亡し、動物園での飼育個体も2005年に亡くなりました。
しかし、同時期にコウノトリの世界初の放鳥が日本で行われるなど、日本をコウノトリの住むことができるようにしようという試みが活発に行われています。
現在も放鳥したコウノトリはGPSで追跡することができるので、コウノトリが今どこにいるかを知ることができます。
コウノトリが赤ちゃんを運ぶと言われる由来
[ad#co-1]コウノトリは「赤ん坊をコウノトリがくちばしを使い運んでくる」であったり、「コウノトリが住み着いた家には幸福が訪れる」という言い伝えがあります。
これは元々ドイツの言い伝えで、家の煙突に巣をつくったコウノトリが卵を産み、雛がかえった時、子どもができなかった夫婦が子を授かったという話からきているそうです。
因みにドイツではシュバシコウというコウノトリの仲間でくちばしが赤い鳥が由来らしいです。
また、赤ちゃんがどこから来るのかという子どもたちの素朴な疑問に答えるため、作られたお話であると考えられています。
海外の逸話が日本に浸透した理由
なぜここまで海外の逸話が日本に浸透したかという理由は、おそらく上記のように子どもの疑問に答えるために海外の逸話がとても説明しやすいとなり広まったのだと考えられます。
さらにシュバシコウでは日本人になじみがないので、逸話が広まると同時にコウノトリが運ぶという部分が書き変わっていったのだと思います。
まとめ
・コウノトリは大型の鳥類で世界的に絶滅に危機に瀕している
・コウノトリが赤ちゃんを運んでくるという逸話はヨーロッパのドイツが起源
・日本ではなじみのあるコウノトリが運ぶことになっているが、ドイツではシュバシコウという鳥が運ぶ
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