ニセメンフクロウの特徴と生態は?野生で見られる生息地はどこ?

世の中には変わった名前の生き物がたくさんいます。

ニセメンフクロウもその一つでしょう。

実に変わった名前ですが、どういう意味で名付けられたのでしょう。

一体どんな見た目で、どんな生態を持つのでしょうか。

ニセメンフクロウの特徴や生態、生息地について解説します。

目次

ニセメンフクロウの特徴

ニセメンフクロウは鳥綱フクロウ目フクロウ科の猛禽類です。

フクロウの中でもメンフクロウという種類によく似ているため、“ニセ”メンフクロウと名付けられました。

ちょっと失礼な名付け方だと思いますが…実際に見てみると、大きさや羽毛の色は似通っていますが、顔は全然違う風貌です。

メンフクロウが真っ白いお面のような顔につぶらな瞳が並んでいる顔なのに対し、ニセメンフクロウの顔は柔らかな茶色で、大きな瞳の上にはきりっとした眉毛にも見える茶色く太いラインがあります。

顔と同じ色の腹部には小さな斑点模様があり、頭部から背中の羽毛は明るい茶色です。

個人的には結構可愛いと思います。

体長23~33cm程度、体重250~300gの中型のフクロウで、その珍しさから珍種とも言われているそうです。

他の同じニセメンフクロウ属の仲間には、セイロンニセメンフクロウとコンゴニセメンフクロウが存在します。

虹彩は黒で、趾に羽毛は生えていません。

羽は短めで丸っこいフォルムをしているそうです。

現在絶滅の危険性は無いとされていますが元々の生息数が少ないため、じっくり観察するのは困難だとされています。

ニセメンフクロウの生態

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多くのフクロウは夜行性である一方、場合によっては昼間でも活動することもある種も存在します。

それに対しニセメンフクロウは完全な夜行性であり、日中に活動することはありません。

あまり生態が深く知られていないのは数が少ないのに加え、この習性が大きな理由だとされているそうです。

昼間は木の上でじっとして動きません。

肉食性で小型の哺乳類や鳥類、昆虫類などを捕食します。

枝の上から獲物を見定めて襲い掛かったり、飛行しながら獲物を追いかけたりするそうです。

他のフクロウにも見られるように頭を細かく振るような動作をすることがあります。

なんだかユーモラスな仕草にも見えますが、これは獲物に対し焦点を合わせしっかりと確認するためだと言われているそうです。

目が正面にあることにより正確な資格情報を得ることが可能で、首がよく回るため後方確認が可能で聴覚も優れているフクロウは、人間よりもよほど位置情報の把握に長けています。

深い森の中やマングローブ林の中で生活しているそうです。

また地面と横向きの枝に留まるだけではなく、若い木に垂直に留まることもあります。

これはフクロウの仲間の中ではあまり見られない行動だそうです。

野生のニセメンフクロウがいる生息地

野生のニセメンフクロウはインドやスマトラ島などの東南アジアに生息しています。

日本においては静岡県にある富士花鳥園で飼育されているそうです。

恐らく日本においてニセメンフクロウを観察できるのはここだけだそうで、遠方の方も観に行く価値はあるのではないでしょうか。

まとめ

・ニセメンフクロウは色や大きさがメンフクロウに似ている中型のフクロウ

・完全な夜行性で数も少ないためなかなか見ることが出来ない

・東南アジアに生息している

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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