小さい頃に『ハエトリグモは家に出る害虫を食べてくれるから退治しちゃダメ』ということを
言われた人は多いと思います。
なぜならばハエトリグモは人間にとって害のある家に出るような虫を捕食してくれる益虫です。
今回は家に出るハエトリグモはゴキブリやダニや捕食するのかなど深掘りしていきます!
ハエトリグモの生態
ハエトリグモは生まれてからずっと徘徊性のクモで歩き回って餌を捕らえて生活しています。
餌は主に昆虫などの小さい動物で餌を見つけるとそっと近づき、一定の距離になると一気に跳びかかって相手を捕まえます!
ピョンピョン跳びはねるのが得意なので英名では『ジャンピングスパイダー』と言われています!
ハエトリグモ類はものすごく種類の多いクモですが、外見の特徴がほとんど一緒なので一目見ればハエトリグモだとわかります。笑
関連記事:ハエトリグモはかわいいけど懐くの?飼育方法と餌は虫を食べる?
ハエトリグモはゴキブリやダニを食べる?
ハエトリグモは害虫を食べると言われており、ゴキブリやダニなど私たちにとって害のある虫も捕食しています。
ダニを捕食しているところを見ることは難しいですが、家に出るダニも捕食します。
ただ、最も家の中にいるヒョウダニは肉眼で確認をすることは難しい種類なので捕食されているかすらわかりません。
恐らくハエトリグモに食べられているのはそこそこ大きさのあるイエダニが主なのではないかと考察しています。
ゴキブリを食べるのか?という点については成虫の大きなゴキブリを小さなハエトリグモが捕食することはありません。
そのため、主にゴキブリの幼虫で数ミリサイズの赤ちゃんを食べています。
実際にゴキブリの卵から幼虫を孵化させてハエトリグモに捕食させてみる実験を行われているので確実に捕食していると考えてもよさそうです!
ハエトリグモは足の爪の先に粘着毛という毛を持っているので壁やガラスも歩くことができます。
そういった意味では家の中では主にゴキブリを食べていそうですね。
他にもヒトスジシマカなどを捕食する姿も見られているので家に出る食べごろなサイズの虫は全て食べているのだと思います!
ハエトリグモは糸で巣は作るの?
ハエトリグモは徘徊性のクモなので餌となる虫を捕まえるためには巣を作りません。
しかし、ハエトリグモは高いところから落ちるときやジャンプするときには糸を出して安全を確保しています!
実はこの糸は産卵するときに子育てするための巣作りに使っているんです。
ハエトリグモのメスは糸の膜で狭い空間を作ってその中に産卵をします。
あまりイメージは無いですがハエトリグモもちゃんと糸を使って巣を作るんですね~
まとめ
・ハエトリグモはゴキブリやダニも捕食してくれている益虫
・ハエトリグモは足の先の粘着毛があることで壁やガラス面も歩くことができる
・イメージはないが産卵するときはハエトリグモも糸で巣を作っている
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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