“ナナフシ“は葉や枝のような虫として有名ですね!
意外と枝以外のところにもいるので私の家の周りでもよく見かけます。
そんなナナフシに一部の地域では”毒がある“というような話があって正直驚いています…。
今回はナナフシには毒があるのかということについて掘り下げていきます。
ナナフシには毒がある?

ナナフシは細長い体で枝のような姿をした生き物です。
飛ぶことが出来ない種類が多いことから子供によく捕まっていたりしますね。
そんなナナフシが『毒がある』と言われていますが、世界的に見てもほとんど全てのナナフシには毒がありません!
毒があると言われているのはアメリカに生息する『twostriped walkingstick』というナナフシは危険を感じると毒液を噴射するそうです!
目に入ると危険みたいですが、毒性は弱くて目をすぐに洗えば問題はないみたいですね。
世界的に見ればナナフシは種類も多くて、名前もまだないような種類もいるので他にも毒がある種類はいそうですね。
日本にいるナナフシは毒を持つような種類はいないようですし、身近に見られるナナフシやナナフシモドキは触っても全くもって問題ありません。
ナナフシが毒があって危険だと言われる理由
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実はナナフシに“毒がある”と言われるのには明確な理由があります。
その理由は江戸時代にまで遡ることになります!
江戸時代には博物学が盛んになって、当時は動物や植物の図譜が多数作られていました。
その中には昆虫の生態について記された『千蟲譜』という図譜があります。
今で言う昆虫図鑑のようなものですね。
当時昆虫について記された書籍は少なく『千蟲譜』はかなり普及したと言われています!
実はその『千蟲譜』にナナフシは『大毒蟲(おおどくちゅう)』と記載されているんです…。
クモの仲間だと考えられていたり、当時はかなり勘違いされていたようです。笑
そのため、今でも地方によっては毒があるという迷信が残っていると考えられます。
確かに不思議な特徴をしているので勘違いされてもおかしくはないですが、『大毒蟲』とはだいぶ仰々しい名前が付きましたね!
実際は動きも遅くて、毒もないような無害の生き物なので子供が捕まえてきたとしても全く問題ありません!
まとめ
・日本にいるナナフシには毒はなく、毒がある種類はアメリカに生息している
・ナナフシに毒があると言われている理由は江戸時代の図譜『千蟲譜』に『大毒蟲』と記されてしまったから
・無害な生き物なので子供が触ったとしても全く問題はない
最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました!
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