コブラと聞くと鎌首をもたげて喉のあたりを広げるイメージですよね。
そんな中でも有名なコブラヘビがキングコブラです。
キングコブラは世界最大の毒蛇と言われており、過去には400cmを越えたものが何度か見られています。
毒がある上に大きいというのは恐ろしいですね…。
今回はヘビはヘビでもコブラの毒の強さや症状、死亡例ついて深掘りしてきます!
コブラの毒の毒性はどれくらい強いの?
コブラのの中でもキングコブラに関しては『像ですら殺す』と言われています。
毒そのものの強さで言えば他のコブラ科の仲間の方が強いのですが、キングコブラはサイズもそうですが毒腺が大きいため一度咬まれたときの注入毒量が多いそうです。
神経毒というのは神経細胞に作用する毒で一般的な作用は麻痺などで、即効性が強いのが特徴です。
咬まれてしまった事例で唯一助かった例では抗毒血清を1リットルも打ち込むことでようやく助かりました。
周りの人が同じく研究員であり、血清があったからこそ助かった事例なので基本的には噛まれてしまった場合助からないそうです。
コブラの毒の症状と死亡例はあるの?
コブラ類はすべて例外なく毒を持っているヘビです。
ヘビが持つ代表的な毒には『出血毒』と『神経毒』があり、日本にいるマムシやハブは出血毒でコブラは神経毒です。
神経毒は文字通り神経がやられて体の痺れや知覚麻痺、呼吸困難などの症状が出るため死亡率は出血毒に比べて非常に高いです。
コブラはコブラでも蛇使いが操ることで有名なキングコブラは一度の噛みつきで7mlの毒液を注入します。
これは人間で換算すると20人分の致死量で象を1頭殺せる量だと言われています。
人が噛まれて助かったのは先程紹介した研究員だけです。
その際は餌をやろうとした際に指を噛まれてしまったみたいですね。
ある死亡例では蛇料理を出す店で頭を切り落としてからしばらく経っていたのに、コブラが頭だけで料理人へ飛びかかり噛まれて死んでしまったという例もあります…。
頭だけで飛びかかるとなるともののけ姫のモロを思い出しますが、爬虫類は全身を失ってもしばらくは動き続けるそうです。
コブラの天敵はなに?
これだけ最強なコブラですが、天敵は意外にもクジャクだそうです。
なぜかというとクジャクには神経毒に耐性があるため毒が効かないとのこと!
それが理由で仏教では邪気を払う象徴として孔雀明王の信仰が存在していると考えられています。
まとめ
・コブラの毒は非常に強く、中でもキングコブラの毒は象をも殺す致死量である
・神経毒は主に体の痺れ、知覚麻痺、呼吸困難などの重篤な症状を引き起こす
・死亡例は多数あり、人が噛まれて助かったのはパスツール研究所で指を噛まれた研究員のみ
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