ウミヘビは名前の通り海に棲むヘビで主に海中で餌を獲って生活をしています。
しかし、気になるのは呼吸はどうしているのか?ということです。
ウミヘビの中には一生を海中で生活するものもいますからね。
今回はそんなウミヘビの呼吸法やどれくらいの時間海にいることができるのかについて深掘りしていきます。
ウミヘビは爬虫類なので肺呼吸
ややこしいことに魚でも『ウミヘビ』というものがいますが、こちらでは爬虫類のウミヘビについて話をしていきます。
ウミヘビは爬虫類なのでウミガメと同様に肺呼吸の生き物です。
私はウミガメが海面から顔を出して呼吸をしているところを稀に見ますが、ウミヘビに関しては見たことがありません。
しかし、肺呼吸なのでウミヘビも息継ぎのために海面に出て来るそうです。
ウミガメに比べて目立たないので見つけるのが難しいのかもしれませんね。
息継ぎせずにどれくらいの時間潜っていられる?
ウミヘビは海中で活動している間は息を止めていることになります。
どれくらいの間潜っていられるかというと通常30分から60分の間潜っていられるそうです!
私自身は息を止めて潜水していられる時間は1分程度なので驚きの長さです…。
しかし、このようなことができるのには理由があります。
ウミヘビは人と違って変温動物なので体温を一定に保つために熱を作り続ける必要がありません。
そのため基礎代謝で使う酸素量が少ないので水中で長い間息を止めていられるわけです!
皮膚呼吸も活用している:息継ぎは海面で2~3回
さらにこれだけでなくウミヘビは皮膚呼吸能力を持っています。
陸にいるヘビも多少は皮膚呼吸をしていますが、ウミヘビは皮膚呼吸だけで潜水中に使う酸素量の5分の1を賄うことができるのです。
この皮膚呼吸を行うことで代謝で生じた二酸化炭素も排出できるので一石二鳥の能力ということになります。
また、息継ぎするときは海面で2,3回呼吸をするだけだそうです。
長く潜るにも関わらずかなりあっさりしています。
人が潜るとき大きく息を吸うのがちょっと馬鹿らしく思えてしまいますね…笑
ただ、さすがにウミヘビでも産卵するときは陸に上がるようです。
例外として海の中で子供を産むウミヘビは酸素を供給するために卵を体中で孵すと言われています。
ダイビングなどで遭遇した時は少し怖いですが、色んな工夫を行うことで海の環境に適応していることを考えると非常に面白い生き物ですね!
ウミヘビ(爬虫類)の習性
爬虫類のウミヘビにも様々な種類がいます。
海で生活することが何よりの特徴です。
その中でも陸上生活する蛇と同様に卵を生むものと、胎生で水中で子蛇を生むウミヘビに分かれます。
なぜ海で生活をしているのか
ウミヘビは爬虫類ですが小魚やゴカイ・イソメ等のような海にいる小動物等を食べます。
なぜ陸上生活をしていた蛇が海に進出してきているかという理由の部分は明確にはなっていません。
恐らくですが、棲み分けで海中で餌にありつくために進化していったのではないでしょうか。
蛇行移動の応用で海で上手に泳ぐことができる
ウミヘビは泳ぎやすいように身体が縦に扁平になっています。
縦に扁平になったことによって、陸上では這うのが難しくなっているようです。
陸上生活を捨てきれていないウミヘビの仲間については尻尾の方だけが縦に扁平でオールのような形になっています。
まとめ
・ウミヘビは爬虫類の仲間なので肺呼吸をしている
・ウミヘビの30~60分程度潜っていることができる
・長時間潜水ができるのは基礎代謝で使う酸素が少ないのと皮膚呼吸をしているから
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