マイマイカブリというカタツムリ(マイマイ)を食べる昆虫を見たことはあるでしょうか?
また、マイマイカブリを触ったことがある人は、臭い液を出されて臭いがとれなくなって毒があるのかと思います。
クワガタほどの大きさで地面をせわしなく動く姿は、もしかしたら少し気持ち悪いと思う方もいるかもしれませんね…笑
今回はそんなマイマイカブリの生態と毒があるのか、臭い液にについて深堀していきます。
マイマイカブリの生態
マイマイカブリは北海道から九州まで分布しており、頭と首(前胸部)が長く、カタツムリを食べる日本固有の昆虫です。
大きさは3mm~7mmほどで、オサムシ科というマイマイカブリの仲間の中ではかなり大型な種になっています。
日本の分布する場所で首の色が異なり、昆虫マニアの間ではかなり人気の高い昆虫です!
海外の昆虫マニアの間でも日本固有であることと、特徴的な細長い形のため、憧れの的になっています。
細長い頭や首は、餌であるカタツムリを食べるために進化したとされており、カタツムリを“かぶって”食べることからマイマイカブリという名前がつきました。
雑木林や河川の小さな林など、意外といろいろな場所にいますが、昆虫にしては個体数が少なく見る機会は多くないかもしれません。
初夏から成虫がでてき始め、秋頃に枯れた木や土の中で冬を越します。
夏はコップを地面に埋め、落し穴のようにして採集するピットホールトラップ、冬は枯れ木や土を崩して採集するオサ堀という方法で、一年通して採集が可能なので興味があれば探してみてください!
マイマイカブリに毒はあるか
マイマイカブリはカタツムリを食べるためにカタツムリを溶かす液を出しますが、特に人体に害はないので安心してください。
また、捕まえようとした時などは防御物質である臭い液をお尻から飛ばしてきます。
この液は毒ではないので皮膚についても大きな害はありません。
臭い液は危険?
毒ではないのですがマイマイカブリだ出す臭い液はメタクリル酸やエタクリル酸などの酸性の混合物です。
これが目に入った場合は失明する可能性もあるので非常に危険です!
私自身まぶたにマイマイカブリの液が付いた時は悶えるほど痛く、赤くはれてしまいました…
目には入らないように対策しながら採取や飼育を楽しむ必要があると思います。
因みに私は対策としてPCメガネを付けながら採集や飼育をしています。
まとめ
・マイマイカブリは日本全国に分布しており、形や色が特徴的であることから昆虫マニアの間では人気が高い
・マイマイカブリは毒を持っていないが、目に入ると失明の可能性がある、かなり危険な液を飛ばしてくる
・採取や飼育の際には目に入らない対策をしっかりとする必要がある
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