ノコギリクワガタは日本の国産クワガタの中でも馴染みのあるクワガタですね!
クワガタを飼育したことの無い初心者の方でも比較的飼いやすく、オスとメスが揃っていれば簡単に産卵・繁殖させることができます
今回はノコギリクワガタの飼育に産卵・繁殖について紹介していきます!
ノコギリクワガタの特徴
ノコギリクワガタはのほぼ日本全国に生息しており、湾曲した大顎が特徴的な種類のクワガタです。
顎の形は大きさで変わり、体色は黒いものもいれば赤味が強いものなど細かい違いを見ればバリエーションも豊富で飼育を楽しめます。
また動きが機敏でやや攻撃的なところが魅力ですね!
コクワガタなどは越冬をして長く生きますが、成虫のノコギリクワガタの寿命は基本的に1シーズンで終わりです。
関連記事:ノコギリクワガタの寿命はどれくらい?成虫のオスとメスで変わる?
ノコギリクワガタの飼育や飼い方は?
ノコギリクワガタは日本のクワガタの中でも最もポピュラーで大型の種類で古くから子どもたちに採集・飼育をされてきたクワガタです。
繁殖方法も確立されており、繁殖可能なオス・メスと産卵材が揃えば簡単に殖やすことが出来るので興味がある人は挑戦してみましょう!
飼育で必要もの
■飼育ケース
産卵・繁殖させるために飼育ケースはLサイズ以上の大きいものを使用します。
■マット
マットは黒土を使用しケース底に浅くマットを敷きその上に産卵用の朽木をいれ、さらにマットをケースの7分目くらいの高さまで敷き詰めます。
■産卵材
ケースに入るような産卵用に販売されている木材である産卵木を用意しましょう。
産卵木は一度水に浸けてからは水から取り出して半日ほど陰干しします。
皮が付いている場合はそれを剥ぎ落として使用します。
■転倒防止用の枝や木片
よくケースの中で動いている内に転倒して起き上がれなくなることがあるので転倒防止用の枝や木片は必ず入れるようにしましょう。
手頃な大きさの枝や木片、流木などが適しています。
■餌
餌は昆虫ゼリーがあれば十分です。
餌が減ってきたらゼリーの容器を交換してあげるとよいでしょう。
産卵・繁殖のさせ方は?
産卵はマットまたは産卵材どちらでも可能ですが、ノコギリクワガタは腐植が進んだ材を好むので手で崩れる程度に固めたマットか産卵材を用意して産卵をさせましょう。
ノコギリクワガタのオスは成虫になってから交尾が可能になるまで少し期間が必要になります。
捕まえてきた個体は殆どの場合、交尾できる状態にあるのでオスとメスを数日間同居させて飼育します。
その後はメスが傷つけられないようにオスを別の容器に入れ、2週間ほど経過をみてケースの底に卵または幼虫、産卵木に削られた後があれば産卵が成功したことになります!
もしも、産卵が確認できなかった場合はもう一度オスとメスを同居させて交尾するように仕向けましょう。
幼虫がケースの底に見え始めてきたら生まれた幼虫を全て取り出していきます。
産卵木の中にも幼虫がまだ居る可能性があるので幼虫を傷つけないように慎重に割って中を確認しましょう!
取り出してからはそれぞれを別々に分けて飼育をします。
初心者でも簡単にできるのがマット飼育か菌糸ビンでの飼育です。
菌糸ビンは購入したものにそのまま幼虫を入れるだけなので非常に簡単です。
マット飼育も買ってきたマットを別の容器に移すという一手間があるだけです!
後はそれぞれ餌が減ってきて糞が増えてきたら新しものと交換することになります。
幼虫飼育は温度管理をして22~24℃をキープすることで早く成長させることができるのでオススメです!
そして幼虫になってから数ヶ月すると蛹になるので羽化して出てくるまでの間はそっとしておきます。
特に子供と一緒に飼育している場合はこの期間にいじらないよう注意しましょう!
自然下では羽化してから越冬するためしばらくは地上に出てこないので自分で出てくるまでは仮に餌を与えても食べなかったりするのでここも待ちが大切です!
まとめ
・産卵させる際には産卵木を用いてマットもケースの7割ほどまで敷き詰めるとよい
・幼虫になってからは菌糸ビンまたはマットで個別に飼育する
・幼虫が蛹になってからは成虫に羽化して出てくるまでは基本的には待つことが大切!
最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました!
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