エジプトガンの生態と性格は?野生で見られる生息地はどこ?

ガンとは漢字で「雁」とかきますが、一般的に、カモ科の鳥の中で、大型・首が長い・メスとオスが同じ色であるものの総称を指します。

15種ほどあり、ユーラシア大陸や北米大陸、北部で繁殖する鳥です。

日本へは代表的なマガンの他に、カリガン、ヒシクイ、サカツラガンなどがいます。

そんなガンの中でも今回は、エジプトガンについて生態性格生息地について解説していきます。

目次

エジプトガンの生態

エジプトガンは鳥綱カモ目カモ科エジプトガン属に分類される鳥類です。

 

全長は70cm、翼長はオスで40cmから43cm、メスでは、35cmから38.5cmになります。

少し大きめの傘のシャフト部分が70cm、木製のトレーが横幅が大体40cmなので、それくらいの大きさを想像してもらえば良いのではないでしょうか。

体重は、約2kgほどです。2kgというと、スーパーなどで手に入るお茶のペットボトル2Lのものがありますが、それくらいの重さです。

興味があれば、ペットボトルを持ってみて鳥の重さを感じてみてください。

 

こういった鳥がアフリカを縦横無尽とまではいかないまでも、自由に飛び回っていることを考えるとワクワクしてきますね。

日本は、奥ゆかしい鳥が多いような気がしています。

 

次は全身の特徴にいきましょう。

全身の羽衣、鳥類の体を覆っている羽毛の総称ですが、エジプトガンは黃灰色をしています。

また、眼周囲や背中、下胸の羽衣は褐色をしています。

 

次列風切羽にある光沢は緑色をしています。

 

目の周辺が特徴的な色をしています。

 

この目の特徴から日本の動物園でも見分けられるのではないでしょうか。

写真を見てもらえばわかりますが、とてもカラフルな鳥ですね。

 

全身の特徴の次は、詳しい生態です。

単独・ペア・家族群を作って生活するようで、古い羽毛が抜け落ちて新しい羽ができる時期には、約50羽の群れを作ることもあるそうです。

集まって群れをなして協力しあって生きていく鳥なのでしょうか。いじらしい感じがします。

 

食性は雑食。

草、植物の種子、果実、昆虫、甲殻類などを食べます。植物の方を好んで食べます。

 

繁殖形態は卵生で樹木の洞や岩の隙間、草原、地面のくぼみなど、天敵に見つかりにくいところだと思いますが、そういったところに巣を作ります。

また、他の鳥類の巣をちゃっかり使わせてもらうこともあるみたいです。

 

卵の数は6から12個で平均7個の卵を産み、抱卵期間は約1ヶ月、つまり約30日です。

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エジプトガンの性格

エジプトガンは、広大なアフリカ大陸で生き抜くだけあって、ヒトが飼育する場合ではそれほど問題なく飼育できるようですが、闘争心が強いため他の種類のカモ類を殺してしまうこともあるそうです。

 

また、縄張り意識も強いようです。

そういうわけなので、縄張りに侵入したものを許さず攻撃していくという一面もあります。

エジプトガンの生息地

日本に分布しておらず、アフリカ大陸に広く分布しています。

日本には、本来分布はしていませんが、愛玩鳥として飼われている背景から、飼い主のもとから逃げ出したエジプトガンが、日本でも観察されることがあります。

 

湿地や海、草地などに生息しています。水のある場所なら生息可能です。

アフリカ南部では、ダムの開発によってダム湖が作られ、それにより個体数を増やしました。

まとめ

・エジプトガンはカラフルな鳥でもあり愛玩鳥でもある。

・エジプトガンは闘争心が強く縄張り意識が強い

・エジプトガンは湿地や海、草地などに生息している

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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