キタカササギサイチョウとは大きなくちばしが特徴の鳥です。
あまり日本人には馴染みのない鳥かもしれませんが、一体どんな鳥なんでしょう?
日本に野生の個体は生息しているのでしょうか。
キタカササギサイチョウの生態や性格、野生の個体の生息地について解説します。
キタカササギサイチョウの生態
キタカササギサイチョウは鳥綱サイチョウ目サイチョウ科の生き物です。
体長は65~75cm程度の大きさになります。
サイチョウは全部で59種類いますが、キタカササギサイチョウはアジア圏に生息するサイチョウの中では最も小柄な種になります。
全体的に黒く、腹部側は白と南の島に生息する鳥の中では比較的落ち着いた色のイメージです。
くちばしが非常に大きく、更にその上にくちばしと同じくらいの大きさの鶏冠が乗っているというのが特徴です。
この鶏冠がまるでサイの角のようだとしてサイチョウという名前が付いたと言われています。
ちなみに大きな鶏冠の中は海綿状になっていてとても軽量です。
生息場所である森の中はもちろん、公園などの公共の場所でもしばしば姿を現すそうで、高い声で鳴いて飛んでいるところを目撃することが出来ます。
基本的に地上に降りることは少なく、跳び回っていたり木の枝で過ごしていたりすることが多いそうです。
眠るときも木の上で留まっているといわれています。
飛行するときは非常に大きな羽音を出すそうです。
雑食性の鳥で主に好んで食べるのはイチジクなどの果実ですが、虫やトカゲなども食します。
子育ては木の中(樹洞)の中でメスが中心となって行われるそうです。
メスは巣の入り口を土や自分の糞を使って小さくし、外敵の侵入を防ぎます。
外敵から身を守るのには適した巣ですが、アリが侵入してきたときは逃げ道のない空間になってしまうという側面もあるようです。
オスはメスと子供たちのために巣まで餌を調達してきます。
寿命は30年ほどと、比較的長寿の部類に入るそうです。
キタカササギサイチョウの性格
[ad#co-1]サイチョウの仲間は臆病な性格をしていて、そのために滅多に地上に降りないのだといわれています。
とても大きく目立つ鶏冠を持っているのでちょっと意外ですよね。
また、オスはメスがいる巣に熱心に献身的な一面があります。
繊細ながら、パートナーへの愛情は強いようですね。
野生のキタカササギサイチョウのいる生息地
キタカササギサイチョウは南アジアや東南アジアに生息しています。
鶏冠がとても目立ちますし、ジャングルだけでなく街路樹などでも見かけることがあるそうなので、運が良ければ旅行中などに見かけることが出来るかもしれません。
野生のキタカササギサイチョウは日本にいるのか
そもそも日本にはサイチョウの仲間は生息していないので、当然キタカササギサイチョウも生息していません。
キタカササギサイチョウではなくカササギサイチョウですが、福岡の福岡市動物園で見ることが出来ます。
興味がある方は見に行ってみてはいかがでしょう。
まとめ
・キタカササギサイチョウは大きな鶏冠が特徴の東南アジアに生息する鳥
・キタカササギサイチョウは臆病ながら献身的な性格をしている
・キタカササギサイチョウは日本には生息していない上に動物園でも見られない
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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