クロホエザルの生態と性格は?野生で見られる生息地はどこ?

新世界ザル、という言葉をご存知でしょうか。

中米から南米にかけて生息する猿の俗称で、日本でよく知られるニホンザルやチンパンジーなどとは違う進化の歴史を辿った種です。

もともとこの地域には猿が住んでおらず、氷河期にユーラシア大陸から渡ってきたか、海を漂流してやってきた猿の子孫たちだと考えられています。

クロホエザルも、そんな新世界ザルの一種。

いかにも黒くて吼えそうな名前ですが、それだけではない様々な特徴を持っているのです。

今回はそんなクロホエザルの生態と性格、野生での生息地についてご紹介します。

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クロホエザルの生態

クロホエザルは、哺乳類霊長目オマキザル科ホエザル属に属する動物です。

体長は40cmから55cm。いわゆる新世界ザルの中では、もっとも大きな種の一つです。

名前の通りに全身の毛が黒いのは、大人の雄だけに見られる特徴です。

雌や子供は褐色の体毛を持ち、黒い毛の大人の雄を中心とした群れを作って生活しています。

がっしりした下あごと、長くて器用な尻尾を持っています。

これはそれぞれ、自然界を生き抜くために必要な、クロホエザルの武器になっているのです。

クロホエザルの喉元には、共鳴袋と呼ばれる器官があります。

ホエザルの仲間に共通した器官で、これを利用して吼え声を大きくするのだと考えられています。

立派な下あごは、この共鳴袋を支えるために進化したものなのです。

長い尻尾は、物をつかむことができるほど器用に動かすことができます。

木と木の間を移動する際、手足だけではちょっとバランスが悪い時にはこの尻尾が物を言います。

枝に巻き付けて引き寄せたり、短い間ならぶら下がったりすることができるのです。

果実や木の葉など、植物性の食べ物を好みます。

主に樹上で生活していますが、比較的開けた場所にも姿を現すことがあるようです。

クロホエザルの性格

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クロホエザルは、その名の通りとても大きな声で吼えることで知られています。

体の大きな雄が本気で吼えれば、1km四方にも声が響き渡ります。

喉がかすれた喘ぎ声のように聞こえるそれは、聞くとちょっと怖いかもしれません。

しかし、この大きな声こそ、クロホエザルが仲間と共に生き抜くための武器なのです。

クロホエザルの咆哮は、自分の群れの縄張りをアピールするためのもの。

通常のマーキングなどより遥かに遠い位置でも分かるこの声のお陰で、クロホエザルの群れ同士が近づきすぎてケンカすることはまずありません。

仲間に危険を伝える時も、天敵を威嚇する時も、この声は役に立ちます。

クロホエザルは、その特徴的な大きな声で、仲間とうまくコミュニケーションを取っているのです。

オマキザルの仲間は、知能が高いことで知られています。

クロホエザルについてはまだ分かっていないことも多いのですが、このまま研究が進めば意外と知的な一面を見せてくれるかもしれません。

野生のクロホエザルがいる生息地

クロホエザルは、ブラジル南部からアルゼンチン北部にかけての熱帯雨林に生息しています。

現在この地域は開発が進み、クロホエザルを含む希少な動物たちの住む場所が少しずつ失われています。

自然環境と人々の生活、双方を守るための慎重な対応が求められています。

まとめ

・クロホエザルは、1km四方にも届く大声で吼える草食性の猿

・吼えることで群れの縄張りをアピールし、仲間とコミュニケーションを取る

・ブラジル南部からアルゼンチン北部の熱帯雨林に生息している

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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