フラミンゴは、動物園でもおなじみの鳥でカラフルな色や独特の風貌で楽しませてくれます。
長細い足で佇んでいる姿がかわいいですよね。
そんなフラミンゴの仲間のコフラミンゴについて生態や性格、野生の生息地を解説していきます。
コフラミンゴの生態
コフラミンゴは、フラミンゴ目フラミンゴ科フラミンゴ属に分類される鳥類です。
他にコガタフラミンゴと呼ぶ場合もあります。
名前にあらわれているように、コフラミンゴはフラミンゴの中で最も小型です。
日本に分布している鳥ではなく、アフリカの大地溝帯あたりから、パキスタン・インド北西部まで分布しています。
ちなみに、大地溝帯とは、アフリカ大陸を南北に縦断している谷で、幅35kmから100km、総延長は7,000kmにも渡ります。
飼育している場所から逃亡した例もあり、臆病あるいはやんちゃな面も持っているのでしょうか。
記録では、スペインで見つかったこともあるそうです。迷い込んだのでしょうね。
次に形態ですが、成体で体重は1.2kgから2.7kgで、体高は80cmから90cm、体長は90cmから100cm、翼幅は90cmから100cmです。
形態を大雑把に言いますと、体重は2Lペットボトルとほぼ同じ重さで、体高・体長・翼幅は大体1mですから、新聞紙を広げたときにできる対角線の長さとほぼ同じです。
想像はつきましたでしょうか。
コガタフラミンゴとも呼ばれるように他のフラミンゴよりも小型です。
くちばしは、赤に近い濃いピンク色をしており、これが、他のフラミンゴと区別するポイントになります。羽毛は、薄いピンク色をしています。
食べるものは、スピルリナと呼ばれる単細胞の藻類です。
鳥類というと雑食のイメージですが、植物を主食としているのですね。
この植物プランクトンの色で、羽毛がピンク色になるそうです。
食べたものが影響して、体の色が決まるというのは驚きですね。
ヒトがみかんを食べすぎると柑皮症になって、皮膚が黄色くなりますが、それと違うのか気になるところです。
また、くちばしが長いのは、小さいエサを分けるのに優れています。
繁殖方法は卵生で、他のフラミンゴと同じように、白に近い色の卵を、泥を使って作った巣の上に一度に一個あるいはまれに2個産みます。
親鳥が卵を温めている期間は、約28日でオスとメスが協力して卵を温めます。
子育てはオスとメスが協力して行うところが人間みたいですよね。
卵から孵るとひなは、早い時期に幼鳥の群れに加わることになります。
生まれて間もない時期から、力強よく飛び回れるというのは驚きです。
ヒトが生まれた時点で非力な存在ということと大きく違う点ですよね。
[ad#co-1]コフラミンゴの性格
動物園のエピソードには、餌を食べるときに一列に並んで来るというのがありますから、もしかすると礼儀正しい鳥なのかもしれません。
また、生態の部分でも書きましたが、臆病つまり警戒心が強いと言う面も持ち合わせています。
野生のコフラミンゴがいる生息地
湖や沿岸の干潟など水の近くに生息しています。
草木がある場所ではなく、岩やどろがある場所に生息しています。今から50年ほど前では、約600万羽が生息していたと考えられています。
この種がフラミンゴの中で最も全体数が多いようです。
特にアフリカで全体数が多く、主にタンザニア北部、ナトロン湖で繁殖します。
しかし、開発や水質が悪くなったことにより、全体の数は減少しています。
まとめ
・コフラミンゴは、小型のフラミンゴでアフリカ・パキスタン・インド北西部に分布
・コフラミンゴは、臆病な面があり警戒心が強い
・コフラミンゴは、湖や沿岸の干潟など水の近くに生息している
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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