コハクチョウの生態と性格は?野生で見られる生息地はどこ?

ハクチョウはみにくいアヒルの子と言った童話、白鳥の湖といったバレエなどの様々な作品やハクチョウ座として星座でも登場し、皆さんも姿や形がすぐに想像できる鳥だと思います。

また、ハクチョウは実は7種の水鳥の総称でもあります。

日本にも寒くなると冬をこすためにやってくることから身近な鳥ですよね。

そんなハクチョウですが、ハクチョウの種類の中でも小型のハクチョウのコハクチョウ生態性格生息地について見ていきましょう。

目次

コハクチョウの生態

コハクチョウはカモ目カモ科ハクチョウ属に分類される鳥類です。

日本などにも冬をこすため日本にも来る鳥です。

ユーラシア大陸の北部で生まれ育ち、寒い冬になると、ヨーロッパやカスピ海周辺、韓国、中国、日本などに南下してきます。

 

アメリカにもコハクチョウの仲間がおり、アメリカコハクチョウはアメリカ、カナダからメキシコの北部に分布しています。

アメリカの場合はアラスカやハドソン湾で生まれ育ち、寒い冬になるとカリフォルニア半島やチェサピーク湾に南下してきます。

ちなみに、チェサピーク湾はワシントンD.C.の東にあります。カリフォルニアは、大雑把に言うとアメリカの左下あたりです。

地図で確認してみましょう。

 

コハクチョウは英語で「Tundra swan」と言います。

名前の通りツンドラで繁殖するのですね。

ちなみにツンドラとは、凍原や寒地荒原ともいいますが、森林が形成される限界より北の地のことを言います。

 

全長は、約150cmで、翼開張は180cmから225cmあります。

皆さんも一度はご覧になったことがあるかもしれませんが、ハクチョウは首が長いのが特徴的ですね。

しかし、このコハクチョウは首が短めです。

また、全身の羽衣は白く、くちばしが黒いです。

くちばしの根本は黄色いですが他のハクチョウと比べて黄色の部分が小さいです。

 

繁殖では、約3個くらいの卵を産み、卵を温める期間は約31日です。

卵を温めるのはメスのみが行います。

一夫一妻制で、つがいは縄張りを作ります。

また、巣は草があるところや水に浸かる場所に、集めてきた葉っぱや木の枝、コケなどを集め小高く積み上げます。

直径は1mくらいになります。

 

食べるものですが、水草の葉や茎、根、果実などで植物が主です。

水草を食べるので、水中に首を入れなければなりませんが、ここで役に立つのが他の鳥と比べて少し長い首です。

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コハクチョウの性格

コハクチョウは縄張り意識が強い性格をしています。

ヒナをかなり強固に守る習性があります。

特に子供を守ることや自分の家族を守ったりすることに切実で家族愛にあふれる性格が伺えますね。

野生のコハクチョウがいる生息地

河川や湖、沼、湾などに生息します。

日本に冬を越すために飛来したときは、秋田県や山形県、宮城県など日本の東北に来る場合が多いようです。

主に水辺に生息していると言っても良いでしょう。

まとめ

・コハクチョウはツンドラ地帯にすみ日本にも越冬のため飛来するハクチョウ

・コハクチョウは縄張り意識が強く、家族愛にあふれると感じさせるハクチョウ

・コハクチョウは水辺、主に河川や湖、沼、湾に生息するハクチョウ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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