リカオンの生態と性格は?野生で見られる生息地はどこ?

リカオンという動物をご存知ですか?

見た目はハイエナの様で、よく間違えられやすいそうです。

 

そんなリカオンは、群れの団結力がとても強く、狩りの成功率は世界トップクラスみたいです。

狩りの成功率が強い=生き抜く力が備わっているということですね。

今回はリカオンの生態や性格、野生での生息地について紹介していきます。

目次

リカオンの生態

リカオンは食肉目イヌ科リカオン属に分類される動物です。

リカオンはリカオンのみでリカオン属を構成しています。

この『リカオン』という名前は、“オオカミ”という意味があります。

 

耳は丸みを帯びて大きく、体温を調節する効果などがあると考えられています。

鼻は頑丈でやや短めで、歯は全部で42本あります。

犬歯と第4臼歯は、肉を食べるのに適している様に、刃物状に発達しています。

第3臼歯はあまり発達しておらず、歯尖が1つしかないです。

 

体の四肢は長く、指は4本ずつあります。

体長76〜112cm、尾長30〜41cm、体重17〜36kgです。

全身は体毛に覆われており、不規則な黒、黄色がかった橙色、白の体毛です。

体色には個体変異があり、一色のみのリカオンもいます。

鼻から額、眼にかけては黒い体毛で覆われており、尾の先端は白いです。

 

体臭は強く、群れが集合する際に役立つと考えられています。

 

最小で3〜6頭からなる家族群を形成して生活しています。

群れの中は雄の数が多く、雌の2倍の量に達するとも言われています。

群の中の雄は血縁関係にあり、雄は生まれた群れに留まります。

同時に雌は生まれた姉妹と共に、生後14〜30ヶ月で生まれた群れを離れます。

リカオン同士のコミニュケーションとして、鳴き声をあげて鼻に自分の鼻を押し付けるという行動があり、これは幼獣が食べ物をねだる行動に由来すると考えられています。

 

1日に10㎢程移動し獲物を探します。

獲物が少ない場合などは、時速9〜11kmの速度で、2〜3日にわたり獲物を探します。

また、狩りの時は走行行動が時速45〜66kmほどに達します。

 

体重は15〜150kgの中型の哺乳類を食べますが、小型や大型の哺乳類を食べる時もあります。

主に明け方と夕暮れ時に狩りを行います。稀に夜に狩りを行うこともあります。

獲物は主に視覚で探し、弱った幼獣や個体を狙い、群れで協力して、長距離を追走します。

 

幼獣には全ての個体が獲物を吐き戻して与え、群れに幼獣が同行している場合は、幼獣が獲物を優先的に食べます。

 

妊娠期間は60〜80日。1回に2〜19頭の幼獣を出産します。

出産周期は12〜14ヶ月です。

繁殖は群れ内の地位の高い雄雌が行い、地位の低い雌が出産した場合はその幼獣をを巡って争いを行います。結果としてその幼獣は地位の高い雌に殺される場合が多いです。

授乳期間は5週間です。

生後11週間で巣穴の外に出て、6ヶ月で狩りに加わります。

生後1〜1年2ヶ月で狩りが行える様になり、生後1年6ヶ月〜2年で性成熟します。

寿命は10〜12年と考えられています。

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リカオンの性格

群れの団結力がとても強いと言われています。

仲間での助け合い、コミニュケーションは欠かせないです。

 

リカオンが過酷な地域アフリカのサバンナで生きるためには、団結力が不可欠であることから仲間思い性格であると言えるでしょう。

野生のリカオンが見られる生息地

サハラ砂漠以南のアフリカ大陸です。

元々ウガンダ、ギニアビサウ、コートジボワール、ゴンゴ民主共和国、トーゴなど、その他にも色々な地域に生息していましたが、年々絶滅しています。

 

主に標高3000m以下にある草原やサバンナ、半砂漠地帯などに生息しています。

キリンマンジャロの標高5000m以上で発見された例もあります。

およそ1500〜4000㎢に達する行動圏内に生息しています。

まとめ

・リカオンの大きな耳は体温の調節のために役立っている。

・リカオンの群れの中の雄は血縁関係にあり、雌は群れを離れる習性がある

・リカオンの群れは団結力がとても強い

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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