コミミズクの特徴と生態は?野生で見られる生息地はどこ?

コミミズクという鳥をご存知でしょうか。

知らないという方も、名前からして小さいミミズクだから“小”ミミズクなんだろうなあという推察は容易だと思います。

しかし意外や意外、実はそれほど小柄な猛禽類ではなくコノハズクなんかの方がよほど小さな体をしています。

では一体どうしてコミミズクという名前がついたのでしょう。

彼らの特徴や生態はどうなっているのでしょうか。

コミミズクの特徴や生態、生息地について解説します。

目次

コミミズクの特徴

コミミズクは鳥綱フクロウ目フクロウ科に属する猛禽類で、ミミズクの仲間です。

ミミズクの仲間は耳のようにみえる羽角が生えているのが特徴ですが、コミミズクの羽角はとても小さく注意して見てみないとよく分かりません。

この羽角がとても小さいことからコミミズクという名前が付けられたそうです。

全長は約40cm、体重約350gと中型程度の大きさで、虹彩は黄色になっています。

顔は白っぽく腹部は薄茶色に褐色の縦模様が走り、頭部から背中にかけて濃い茶色をしており、この羽色は周囲へのカモフラージュに適しているそうです。

体に対し翼が非常に大きくて、広げると1mほどにもなるといいます。

オスとメスで見た目に大きな差は無いそうです。

鳴き声は「ギャー」や「ウー」などという風に鳴きます。

検索すると音声が出てくるので、興味がある方は調べてみてください。

コミミズクの生態

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コミミズクは冬鳥で、寒くなるとシベリアなどの北部から日本に南下してきます。

普段は単独、もしくはペアで行動しますが、冬になると10羽程度の小規模な群れを形成するそうです。

群れといってもがっつりした結びつきではなく緩い関係性で、集団で眠ります。

これは猛禽類の仲間では非常に珍しい生態で、他の猛禽類では自分の餌の取り分が減らないように単独行動を取ることが普通だそうです。

コミミズクはあえて集団になることで確実に餌を食べられるようにしているのだと考えられます。

他の猛禽類同様夜行性ですが、日中でも活動しているところが度々目撃されており、そのためかバードウォッチングにも人気があるそうです。

水辺周辺や湿原で活動しており、そこに生息しているネズミなどの小型哺乳類や昆虫などを食べます。

腹が満たされている時は獲物を狩ってもすぐに食べたりはせず、餌場に確保しておく習性があるそうです。

ネズミなどの害獣を狩ってくれるので、農作面から見たら非常にありがたい存在になります。

肉食性ですが天敵も存在し、カラスやノスリ、イタチといった動物に狙われているそうです。

地面で狩りや卵を産み落としているところを襲われることが多いといわれています。

身近で可愛い猛禽類のコミミズクですが、野生動物なので勿論飼育することは出来ません。

もし見かけたらそっと見守ってあげましょう。

中には愛想の良い個体もいるようなので、運が良ければ可愛い姿を披露してくれるかもしれません。

野生のコミミズクがいる生息地

コミミズクは世界に広く生息しており、ユーラシア大陸やアフリカ大陸北部、アメリカ大陸など、オーストラリアとアフリカ南部以外のほとんどの地域で生息が確認されているそうです。

日本でも沖縄を除く全国各地で観察することが出来ます。

一方で、世界的に絶滅の心配はされていませんが日本での個体数は徐々に減ってきているといわれているそうです。

可愛くて凛々しいコミミズクの姿をずっと見守っていけるような環境を作っていきたいですね。

まとめ

・コミミズクは羽角が小さく意外と大きな体をしているミミズクの仲間

・コミミズクは猛禽類には珍しく小規模の群れを作ることがある

・コミミズクは一部を除く世界各地で観察することができる

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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