コノハズクの特徴と生態は?野生で見られる生息地はどこ?

コノハズクという鳥をご存知ですか。

あまり詳しくは知らなくとも、名前ぐらいは聞いたことがあるという方も多いでしょう。

愛知県の県鳥に指定されているので、そちらの出身の方は特に馴染みのある鳥かもしれませんね。

そんなコノハズクの生態や生息地は一体どうなっているのでしょう。

コノハズクの特徴と生態、生息地について解説します。

目次

コノハズクの特徴

コノハズクは鳥綱フクロウ目フクロウ科に属し、愛知県の県鳥にもなっている猛禽類です。

名前の最後にズクと付くことからも推測できますが、ミミズクの仲間で頭の上には耳のようにみえる羽角と呼ばれる毛が小さく生えています。

茶色がかった灰色の羽毛をしており、全長20cmと非常に小柄で、日本で確認できるフクロウの仲間の中では最小といわれているそうです。

濃い黄色の虹彩に瞳はくりくりと大きく、小柄な体と相まって非常に愛らしい印象があります。

「ブッ・ポウ・ソウ」や「ウッ・コッ・コー」と非常に独特な鳴き声を持つそうです。

これにまつわるエピソードがあり、実はこの特徴的な鳴き声は長年ブッポウソウという別の鳥のものだと勘違いされていました。

しかし実際にはブッポウソウは「ゲッゲッ」という濁った声で鳴き、検証の結果実際に「ブッ・ポウ・ソウ」と鳴くのはコノハズクだと確認できたそうです。

現在でもコノハズクは「声のブッポウソウ」と呼ばれています。

鳴き声は少々汚い印象のブッポウソウは、瑠璃色の体に赤みがかった嘴と脚を持つとても美しい鳥なので、よかったらこちらも調べてみてください。

ちなみに検証を行ったのは現在のNHK名古屋放送局で、このことがきっかけとなり愛知県の県鳥にコノハズクが指定されたといわれています。

しかし検証が行われた鳳来寺山でも今ではほとんどコノハズクの鳴き声を聞くことは叶わず、環境悪化などの影響により個体数の減少が心配されている鳥の1種です。

コノハズクで検索するとサジェストに“細くなる”というワードが上がってくることがあります。

これはアフリカオオコノハズクが敵を発見すると、体を少しでも隠そうとして驚くほど細くなることで有名だからなんです。

なお体を細くする擬態と呼ばれる行動をとるのは多くのフクロウの仲間に共通しており、コノハズクに限ったことではありません。

コノハズクの生態

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日本におけるコノハズクは、北海道では低地でも見かけることがありますが他の地域では山の中の林で暮らしていることが多いといいます。

フクロウの仲間らしく夜行性で、暗くなると活動を始めネズミなどの小型の哺乳類や昆虫類といった餌を食べるそうです。

日中は木々にも似た色をしている体を林の中に溶け込ませるようにじっとしてあまり動きません。

基本的には単独行動ですが、繁殖期になりつがい相手を見つけるとペアで行動するそうです。

本州北部から北海道にかけて生息している個体は夏鳥で、冬になると南の方へ渡ります。

5~6月ごろに繁殖期を迎え約25日の抱卵期間を経て雛が誕生し、21日前後で巣立つそうです。

コノハズクの生息地

コノハズクは日本では北海道や本州、海外だとアフリカやユーラシア大陸などに生息しています。

日本国内からは徐々に数を減らしつつあるそうです。

県鳥にも指定されるほど身近で可愛いコノハズクを守っていきたいですね。

まとめ

・コノハズクは日本のフクロウでは最小で、「ブッ・ポウ・ソウ」と特徴的な鳴き方をする

・普段はじっとしていて夜になると活動を始める

・日本やアフリカ大陸などに生息している

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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