サシバの特徴と生態は?野生で見られる生息地はどこ?

世の中にはなんでこんな名前つけたのという生き物もいます。

サシバもそのネーミングに驚く人が多い生き物なのではないでしょうか。

ちょっとぎょっとするような名前のサシバですが、見た目はきりっとしたカッコイイ猛禽類です。

その名前にはどんな由来があるのでしょうか、またどんな生き物なのでしょう。

そんなサシバの特徴や生態、生息地について解説します。

目次

サシバの特徴

サシバは鳥綱タカ目タカ科の動物で、広げると1mを超すその大きな翼から別名大扇とも呼ばれています。

変わった名前の由来は諸説あり、飛んでいる姿がサシバという矢に似ていたからという説や、喉の下にある羽が弓矢の羽根のように見えるからという説があるそうです。

漢字で表記すると差羽で、ちょっとカッコイイ印象になりますね。

全長50cm、体重375~430g程度で、オスよりもメスの方が大きい傾向にあるそうです。

頭部から背中にかけて赤褐色で腹部には横縞の模様があり、パッと見た感じでは少し小柄なタカといった印象になります。

メスの方が眉班と呼ばれる目の上の白い部分がオスよりもくっきりしていることが多いそうです。

「ピックィー」というきれいな声でよく鳴きます。

渡りをする代表的なタカの仲間であり、大きな群れを作って飛翔している様はまさに圧巻と言っていいでしょう。

2006年から環境省のレッドリストに登録され個体数の減少が心配されているそうです。

沖縄の宮古島では古くからペットや食料として親しまれていましたが、現在日本においてサシバの捕獲は禁止されており、宮古島では飛来の季節になるとパトロールが行われるなどの保護活動がされています。

サシバの生態

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サシバは肉食性で、カエルやヘビ、ネズミなどを捕食するそうです。

背の高い木などの見晴らしの良い場所から獲物を探し、標的を定めると襲い掛かります。

里山に生息する色々な小動物を食べるため、里山の生態系の指標種ともなるそうです。

日本では水田のある里山などでその姿を見られます。

3~4月ごろに日本に渡ってくる夏鳥で、渡来するとすぐに繁殖活動を始めるそうです。

基本的に針葉樹に、時折広葉樹にも巣を構え、4月から遅くても5月上旬には産卵・抱卵します。

一度に2~3個の卵を産み、約1か月で孵った雛は生後30日前後で大人のサシバと変わらない体色になるまで育ち、巣立ちを迎えます。

9月になり雛もちょっぴりたくましくなった9月頃、南を目指し渡りをするそうです。

時速約40kmで飛行し、朝の6時頃から半日間ずっと飛び続ける体力があります。

愛知県の渥美半島や鹿児島県の佐多岬では、迫力のあるサシバの渡りを観察する事が出来るそうです。

宮古島などの南西諸島には10月ごろ到達します。

野生のサシバがいる生息地

サシバは渡り鳥なので季節によって生活している場所が違います。

中国や朝鮮北部、日本やアムール地方といった場所で繁殖を行い、寒くなって来ると南西諸島から東南アジアなどで越冬するそうです。

中には沖縄で冬を越す個体もいます。

昔から日本に生息していたサシバ、これからも守っていきたいですね。

まとめ

・サシバは日本では沖縄の宮古島などで特に親しまれてきた猛禽類

・サシバは渡りをすることで日本各地でも観察することができる

・サシバは中国や朝鮮北部、日本やアムール地方といった場所で繁殖をする

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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