ツシマスベトカゲの特徴と生態│販売購入や飼育は可能なのか

スベトカゲは、熱帯から亜熱帯に生息するトカゲの仲間です。

日本にはサキシマスベトカゲとツシマスベトカゲの二種が分布しています。

ですが、ちょっと待ってください。対馬といえば、冬はそれなりに寒い土地です。

スベトカゲが暖かい地域の生き物なら、どうしてそんなところにいるのでしょう?

今回はそんなツシマスベトカゲの特徴と生態、販売値段や飼育が可能かどうかについてご紹介します。

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ツシマスベトカゲの特徴

ツシマスベトカゲは、爬虫類有鱗目トカゲ亜目スキンク下目スキンク上科トカゲ科スベトカゲ属の生き物です。

日本固有種だと思われていましたが、対馬の他に済州島や朝鮮半島の一部にも生息していることが確認されています。

体長は8cmから10cm。サキシマスベトカゲと比べると二回りは小柄な、小さいトカゲです。

頭と手足が小さく、胴は太くて長く、体をくねらせて地を歩く様はヘビのようにも見えます。

背中が暗い褐色で、おなか側は白っぽい色をしており、胴体の側面には黒い縦縞が入り、全体的に銅のような鈍い光沢があります。

ツシマスベトカゲの生態

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ツシマスベトカゲは、平地から山地にかけて広く生息し、倒木や石の下、枝や落ち葉が積み重なったリッター層で暮らしています。

民家の庭先にもよく現れ、晴れた暖かい日には石の上で日光浴をしている姿を見ることもできます。

地表や石や落ち葉の間を素早く駆け回り、狙う獲物は昆虫やミミズなどの土壌生物。

五月から六月にかけて繁殖期を迎えると、雌は自分で小さな穴を掘り、その中に一度に多くて十個ほどの卵を産みます。

スベトカゲは比較的暖かい地域の生き物ですが、彼らはどうして対馬や済州島、より寒い朝鮮半島に分布しているのでしょうか。

これには、どうやら黒潮が関係しているようです。

南西の海から日本に向かって流れてくる黒潮は、日本列島の南側を進みますが、一部が九州の東側に入り込みます。

これが対馬暖流となり、日本海へと流れ込むのですが、どうやら彼らの先祖は流木などと一緒に南から海を渡ってきたようなのです。

対馬や朝鮮半島はスベトカゲが暮らすには寒い土地ですが、環境に適応することができた者の子孫がツシマスベトカゲという次第。

せいぜい10cmほどしかない小さなトカゲが、そんな大冒険をしてきたなんて…人(トカゲ)に歴史あり、ですね。

ツシマスベトカゲの販売値段について

ツシマスベトカゲは、大きめの爬虫類専門店などでも扱っていないことがあります。

これは希少なためではなく、生息域が狭く、入手する機会が限られているためです。

南西諸島であれば他の爬虫類の捕獲のためにハンターもよく出入りしますが、対馬は人気の種が少ないので足が向かない…という次第。

どうしてもツシマスベトカゲを購入したいなら、根気よく探しましょう。

サキシマスベトカゲが6000円前後で取引されているので、同じくらいの価格で購入できるはずです。

あるいは対馬まで赴いて、自分で捕まえる方が早いかもしれません。

ツシマスベトカゲの飼育は可能?

入手方法こそ限られているものの、ツシマスベトカゲを飼育することは可能です。

彼らは地表で暮らす生き物なので、それに合わせた環境を整えてあげましょう。

基本的に生餌しか食べないので、生きた昆虫をいつでも用意できるようにすることも大切です。

小さな生き物ですが、愛情を持って接すれば、飼い主の心の癒しになってくれるでしょう。

まとめ

・ツシマスベトカゲは、対馬、済州島、朝鮮半島の一部に生息する生き物

・ツシマスベトカゲは流木と共に黒潮に流されて対馬などに辿り着き、環境に適応した

・ツシマスベトカゲは爬虫類専門店などでも取り扱いが少なく入手困難だが、飼育は可能

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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