虫が好きな子供だと色んな虫に魅了されますが、特に水生昆虫は本当にカッコいいと感じると思います!
私も小さい頃はゲンゴロウが飼いたくて仕方ありませんでした。
池や沼でよく見られるマツモムシは比較的簡単に捕まえられるので子供が『飼いたい!』と言うこともしばしば…。
今回はマツモムシの飼い方や餌について深掘りしていきます。
マツモムシとは
マツモムシは背泳ぎで泳ぐことが特徴的な水生昆虫です。
水中を泳ぐために後ろ脚が遊泳脚として発達していて非常に長いです。
けれど個人的には移動速度が遅いのでそれほど泳ぎはうまくないように見えます。
体色は黒地に灰黄色の斑点があり、全体的に光沢を持っています。
幼虫の時は翅がなく、胴体部分に比べて頭が大きく頭でっかちなので可愛らしいです。笑
また、意外かもしれませんが水面からいきなり翅を広げて飛ぶことができます。
マツモムシの天敵は大型の水生昆虫であるゲンゴロウ類です。
マツモムシの飼育方法は?
マツモムシの飼育する上で気をつけたいのは餌をしっかりと調達できる場合にのみ飼うということです。
同じ餌を続けて与えると食べなくなったり、意外と手間が掛かります。
ただ、準備する飼育用品が少ないの飼育を開始するのは比較的楽です。
寿命は成虫越冬してから1年程度生きます。
飼育に必要なもの
■飼育ケース
飼育ケースはよく昆虫の飼育に使われるプラスチックケースで十分です。
マツモムシ自体が小さい昆虫なのでケースの大きさも小さいもので飼育可能です。
■エアーポンプ
これは人によりけりですが、水が汚れにくくなるので個人的にはあると良いと考えています。
■飼育用の水
飼育する際にケースに入れて使う水です。
一番楽なのは家の周辺に井戸水が出る場所があればいいですが、水道水を使う場合はカルキ抜きをするようにしましょう。
日中の日の当たる場所であれば半日程度でカルキを抜けるのでベランダなどに水を置いておくと良いでしょう。
マツモムシの餌はメダカや虫で良いの?
飼育する上で一番大事になってくるのが与える餌です。
マツモムシは自然下では小魚やオタマジャクシ、小型の水生節足動物を捕食しています。
捕らえた獲物に口を突き刺して消化液を送り込んで、体外消化して溶解した肉質を吸汁します…。
餌についてはメダカや陸上にいるマツモムシくらいの大きさの虫を水面に落とすと食べます。
しかし、メダカなどの小魚よりもマツモムシが待機している水面付近を泳ぐボウフラが一番食いつきが良いです!
ボウフラは泳ぐのがそれほど速くないので、恐らく捕まえやすいという利点もあります。
夏場の蚊がいる時期は大きめの容器に水を入れて野外に放置しておけば蚊がそこに卵を産んでボウフラが湧きます。
それを餌に利用すれば餌代にお金がかかることもないのでオススメですね!
簡単に手に入るアカムシも餌として利用することができますが、与えるときはピンセットでマツモムシに直接与えるようにしないと沈んでしまうのでやや手間が掛かります。
これらのようにエサやりに一番手間を掛けることになるので、実践できない場合はマツモムシにとってもよくないので飼育は考えなおす方がいいと思います。
しかし、寿命も成虫になってから長いと1年以上飼育できるので長く楽しむことができるのでその点も考慮しておくと良いでしょう。
まとめ
・マツモムシは飼育に必要なものが少ないので飼い始めるのが容易
・マツモムシはメダカや自分と同じくらいの大きさの虫、ボウフラなどを餌として与えると良い
・寿命も長く、エサやりに少し手間がかかるので飼育する際は考慮しておくこと
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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