『カモシカ』という名前からシカ(鹿)の仲間だと思われがちですが、実はカモシカはウシやヤギの仲間です。
日本に生息するのはニホンカモシカという種類だけです!
通常野生では観察しようと思ってみるのは難しいかもしれません…。
今回はそんなニホンカモシカの生態について深掘りしていきます。
カモシカ生態
カモシカは体長が100-110cmで体重30-45kgとウシやヤギの仲間としては比較的小さい印象です。
私も野生のカモシカを双眼鏡を使って観察してことがありますが思いのほか小さかったのを覚えています!
餌は主に木の芽、葉、樹皮、果実などの植物食です。
シカは角が生え変わりますが、カモシカはウシやヤギの仲間なので角は生え変わりません。
季節ごとに特別とる行動はないのですが、縄張りを主張するマーキングは行います。
縄張りに関しては同性同士では重複せず、自分の縄張りに同性の個体が入り込むと角を突き合わせてぶつかり合うことがあります。
基本的には単独行動をしていることが多いです。
カモシカの生息地
カモシカは落葉広葉樹の林のある低山地から亜高山帯に生息しています。
そして生息する場所の中でも崖を好みます。
私が観察したときも急斜面でじっとしていて岩肌と同化していたので非常に見つけづらかったです…。
また、地域で言うと京都から東側の本州、四国、九州に分布しています。
九州では感染症やシカの分布拡大などの影響で生息数が激減しており、絶滅の恐れがあります。
カモシカは天然記念物で絶滅危惧種?
カモシカは1934年に国の天然記念物に指定され、その21年後の1955年に特別天然記念物に指定されました。
恐らくニホンカモシカについては日本にしか生息していないこともあり、国家的にも世界的にも価値が高いことから『特別天然記念物』に指定されたのだと思います。
また絶滅危惧種なのか?という点については地域によって異なります。
愛媛県では絶滅の危険性が高い絶滅危惧種Ⅰ類、九州では絶滅の恐れがある地域個体群に指定されています。
カモシカは個人的には奥多摩方面でよく観る印象ですが東京でも絶滅危惧Ⅱ類みたいです。
どちらにせよ貴重な生物だということは変わりありませんね
シカはどこでもいっぱいみるんですけど…。
まとめ
・カモシカは主に植物を食べるウシやヤギの仲間である偶蹄類
・生息地は落葉広葉樹の林のある低山地から亜高山帯で崖を好む
・特別天然記念物に指定されており、地域によっては絶滅危惧種として扱われる
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