コオロギとコロギスとキリギリスの違いは?特徴と見分け方を解説

秋になるときれいな鳴き声で鳴くコオロギやキリギリス。

虫は苦手と言う方でも鳴き声は好きだという人も多いのではないでしょうか。

そんなコオロギとキリギリスはどんな生態を持つのかご存知でしょうか。

また、コロギスという生き物を知っていますか?

名前の通り、コオロギとキリギリスの合いの子ような見た目をしているコロギス、一体どんな生き物なのでしょうか。

コオロギとコロギスとキリギリスの特徴、それぞれの見分け方と違いについて解説します。

目次

コオロギの特徴

コオロギは昆虫綱バッタ目に属しており、日本において古くから人々に親しまれてきた生き物です。

種類によって微妙に異なりますが、基本的に黒や茶色の体色をしており大きさは10~40mm程度になります。

後脚が発達しており、これは跳躍して敵から逃走する場合や移動する際に役立っているそうです。

多くの成虫には翅があり、中には翅を使って飛翔することが出来る種類もいます。

一番の特徴はその美しい鳴き声になりますが、これはやすりのような形状の翅ともう片方の翅の厚くなった部分をこすり合わせることで発しているそうです。

鳴くのはオスだけで、メスを誘ったり自分の縄張りを他のオスに主張したりするのに使います。

多くの場合は雑食性で、小さな虫や植物などを食べるそうです。

コロギスの特徴

コロギスは昆虫綱バッタ目コロギス科に属しており、知名度こそ高くありませんが日本にも生息している生き物です。

体長30~40mm程度で、体型はコオロギ、体色はキリギリスとよく似ているのが特徴になります。

本州から九州、四国と広い範囲に生息していますが、夜行性であることに加え樹木の上の方にいることが多いため発見しにくいそうです。

葉と自分が出した糸を使って巣を作り、普段はそこに潜んでいます。

敵に見つかると基本的には素早く逃走しますが、時には翅を開いて威嚇することもあるそうです。

小さな昆虫の他、樹液や果実などを食します。

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キリギリスの特徴

キリギリスは昆虫綱バッタ目キリギリス科に属しており、童話などにも登場する非常に有名な生き物です。

種類にもよりますが、大きさは大体25~40mm程度でメスの方が大きいと言われています。

体色は緑色を基調とするものと褐色を基調とするものがいるそうです。

背の高い草原の中などに生息しており、敵から襲われると茂みの奥の方へと逃げて行きます。

オスのみが「ギーッチョ!」という特徴的な鳴き方をするそうです。

他の虫の幼虫の他、花粉なども食べる雑食性になります。

コオロギとコロギスとキリギリスの違い・見分け方

そんな彼らですが、それぞれどのように違うのでしょうか。

一番大きな違いは鳴き方の違いではないかと思います。

コオロギとキリギリスの鳴き方は同じように2つの翅を擦り合わせるというものですが、コオロギは右前翅が上部になっているのに対しキリギリスは左前翅が上部となっているそうです。

また、コオロギの翅が左右対称の形になっているのに対しキリギリスの翅は非対称となっています。

一方、コロギスはコオロギやキリギリスのように翅を使って鳴くことはできません。

求愛行動を示す際には、肢を地面に叩きつけて音を鳴らしてアピールするそうです。

似たような姿をしている虫でも、色々違う部分があるのは面白いと思います

まとめ

・コオロギは二枚の翅を擦り合わせて鳴く

・コロギスは糸を出して巣を作る

・キリギリスは茂みの中に生息している

・それぞれ鳴き方に違いがある

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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