巨大なムカデに噛まれてしまった!
ムカデには毒があるのでそのような時こそ焦らずに正しい処置をする必要があります。
今回は巨大なムカデに噛まれてしまったときの対処法について解説していきます。
ムカデの毒について
巨大なムカデに限らず全てのムカデは顎肢に毒腺を持っていて昆虫などの小動物を捕食する際に用います。
しかし、ムカデは夏場になるとゴキブリなども捕食することから家屋の中に入ってきてしまうことがあります…。
特に大きなサイズのムカデは人に対しても攻撃をかけてくる場合が多いです。
捕まえられた状況下は特に狂暴で触れたものすべてに噛み付こうとします!
私も日本のオオムカデ類の中でも最も大きいトビズムカデを捕獲しようした際に暴れられて噛まれてしまったことがあります。
捕まえて逃がそうとする場合は長いピンセットなどを使ったりして間接的に触れるにしても距離を保つことが大切です。
ムカデの毒は主にタンパク質でできた酵素です。
人が噛まれてしまった場合は激しい痛みが伴い、患部が腫れます。
安心してほしいのはムカデに噛まれることで命にかかわる被害はほとんどなく、死亡例は報告されていません。
ただ、人の体質によって噛まれてアナフィラキシーショックを発症する可能性があるため噛まれた場合は万が一に備えて早急に医療機関に掛かった方がいいです。
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ムカデに噛まれてしまった時の対処法
噛まれた時の対処として『患部に熱湯をかける』という応急処置があります。
ムカデの毒はタンパク質性のものなので熱変性を利用することで毒による被害を軽減することができます。
一般的に言われているのはお湯の温度は43℃以上が良いとされています。
それ以上でないのタンパク質性が変性しないので効果がなくなってしまいます。
ただ、お湯が50℃以上になると火傷をする可能性があるので注意が必要です!
私がムカデに噛まれたときは野外だったので熱湯での応急処置はできませんでしたが、幸い深く噛まれていなかったのでしばらく安静にしていたら激しい痛みもひきました。
お湯をかけることで期待できる効果は毒成分を失活させることと、洗い流すことで痛みや腫れが防止できるとされています。
反対にムカデに噛まれた際にやってはいけないこともあります。
噛まれた時に絶対やってはいけないこと
■患部を冷やす
ムカデの毒は冷やしてはいけません。冷やすことで痛みが増したり、症状が悪化したりする場合があるそうです。
恐らくこれは毒の成分がタンパク質性の酵素のため、温度を下げると酵素の働きを促進させてしまうからだと考えられます。
■毒を口で吸い出す
毒と言うと口で吸いだした方が良いと言われることがありますが、ムカデの場合は口で吸い出すと口内が腫れることがあります。
血液内だけで反応する毒なら吸いだしても問題ないですが、皮膚などでも反応するような毒は危険なので吸い出すことは厳禁です。
仮に吸い出すことが正しい処置だとしても素人の方は辞めた方がよいですね。
あくまでもこれは応急処置としての対処なのでアナフィラキシーショックの発症などにも考えられるので医療機関に掛かることをオススメします!
まとめ
・ムカデの毒の主な成分はタンパク質性の酵素
・応急処置として噛まれた患部に熱湯をかける処置がある
・アナフィラキシーショックの危険性もあるので医療機関に掛かるべき
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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