夏のシーズンになると必ず誰しも聞くことになるのがセミの鳴き声ですね。
セミというと成虫の時の寿命が短いというイメージですよね。
今回はセミの寿命について掘り下げていきます!
セミの寿命はどれくらい?
『セミは1週間しか生きられないんだよ!可哀想だよね。』
なんてセリフを聞いたことがありますが、これは実は俗説で本当は成虫でも野外では1ヶ月ほど生きると言われています。
さらに驚きなのはトータルで見た時の寿命の長さです!
セミは幼虫として地下生活する期間は種類にもよりますが3~17年に達してます…。
これは昆虫の中でもかなり上位に入る寿命の長さです。
何かと人からの目線だと成虫でいられる間が注目されがちですね。
個人的には子供(幼虫)?でいられる期間が長いというのはある意味では羨ましい気もしますが。笑
セミが寿命が1週間しかなく短いと言われる理由は?
セミの成虫が『たった1週間しか生きられない』とよく言われる原因は成虫の飼育が非常に困難だからです。
人が成虫を飼育しても上手く行かず死んでしまうことが原因で寿命が短いと言われていました。
セミを研究している専門家でも飼育は困難でほとんどの場合は次の日や数日で死んでしまうそうです…。
だから変な話ですが、セミの成虫の寿命は明確にはわかっていないというのが正しいと思います!
しっかりと寿命の長さがわかっているほとんどの生き物は人が飼育して繁殖が成功しているものになります。
セミは幼虫の頃は地中生活をしていて、成虫は飼育が難しいので生態については十分に調べられておらず、検証が不十分だそうです。
ただ、幼虫でいる期間についてはある程度わかっているようで種類によっても長さは変わります!
・ミンミンゼミ 6~7年
・クマゼミ 2~5年
・ニイニイゼミ 4~5年
・ツクツクボウシ 1~2年
代表的なセミたちでいうとこのような感じです!
幼虫の期間にばらつきがややあるのを見ると明確にはわかりきっていないのが伺えますね。
ただ、成虫の期間が短いのはある意味では合理的だと思います。
あれだけうるさい鳴き声で鳴いて早くに交尾相手を見つけるという意味では合理的です。
天敵の少ない地中で長く生活して、危険が多い地上では短い期間でささっと繁殖を済ませるということですからね!
こう考えると今まで『1周間しか生きられなくて可哀想』なんてイメージはなくなります。
まとめ
・セミは種類にもよるが3~17年も生きる生き物で長寿の昆虫の中でも上位です
・成虫の寿命は約1ヶ月と言われており、その原因は成虫の飼育が困難だから
・天敵の多い地上生活を送る成虫の期間が短いのは繁殖する上で合理的なのかもしれない
最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました!
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