シデムシは地面を歩き回っているところをよく見かけるように、比較的甲虫の中でも飛ぶことが苦手な虫です。
あるものがあると、シデムシは一斉に姿を現します。
普段は道端に数匹歩いているような時にしか見かけないので、何を食べているのかを知らない人は多いかもしれませんね。
また、幼虫はどんな見た目なのだろうと思う方もいるでしょう。
今回はシデムシの生態と餌、幼虫、臭いについて深堀していきます。
シデムシの生態
シデムシは主に地表を徘徊して生活を行っている甲虫で、体長は3㎜~30㎜と小さい種から比較的大型の種など様々な種類が存在します。
その中で、全国に普遍的に分布しおり、おそらくほとんどの人が見たことがあるシデムシは上の写真のオオヒラタシデムシでしょう。
オオヒラタシデムシは北海道から九州まで全国に分布しており、4月~10月の間は、私の実家だと地面を歩くオオヒラタシデムシが多くみられます。
シデムシの食べ物は?
※写真は車に轢かれてしまったタヌキを食べていたクロシデムシ
シデムシの名前は漢字で書くと「死出虫」という字をしており、名前の通り動物の死骸などがあると姿を表して、腐敗した動物の死骸を食べて生活をしています。
名前や見た目は嫌われる要素高いですが死骸などを積極的に食べてくれる分解者の役割を果たしているので、森の掃除屋などと言われています。
ある意味では自然界では欠かせない非常に重要な種であると言えるでしょう。
シデムシのほとんどが死肉食ですが、動物の糞や腐敗したキノコ、ハエの幼虫などを餌にしているシデムシもいるそうです!
シデムシの臭いが臭すぎる?
シデムシは捕まえるとかなり臭いにおいを出します。
この臭いは一度付いてしまうと洗ってもなかなか落ちず、非常に困ります…笑
これは防御物質を分泌していることも考えられますが、死肉食であるために元から臭いという線も濃厚かもしれませんね。
シデムシの幼虫が臭いし気持ち悪い?
シデムシの幼虫は一見、ダンゴムシに似ていますが大きく、比較的素早く移動します。
見た目や動きからナウシカの王蟲にかなり見た目が似ていて、三葉虫型とも言われています。
特に動きも早く、黒い光沢が幼虫の方が強いため、ゴキブリに似てるので気持ち悪いと思う方も多いでしょう。
また、ダンゴムシに似ていますが昆虫なので脚は6本しかなく、捕まえても身を守るために丸くなったりはしません。
シデムシの幼虫が家の中に出る?
シデムシは動物の死骸を幼虫の頃から食べるため、基本的には家の中で出るということはありません。
しかし、家の玄関前など大型昆虫や動物の死骸がある場合には出没する可能性があります。
普段見慣れない方は驚くかもしれませんが、出てくる原因となる動物の死骸を片付けることで対処すると良いでしょう。
シデムシの幼虫に毒性はあるのか?
見た目からもシデムシの幼虫は嫌気されますが毒は持っていません。
ただ、腐敗した動物の死骸を食べる虫のため、衛生的に害があることは容易に想像できます。
虫を食べる文化が一部の人でありますが、シデムシは食べてはいけないとされていますね。
まとめ
・シデムシは死肉食で動物の死骸や腐ったキノコを食べている
・幼虫はダンゴムシのような見た目でどことなく王蟲に似ている
・臭いは防御物質を分泌しているためであり、場合によっては普通に死肉食の為、臭い場合がある
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コメント
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キャンプ場の芝生の中から出てきて、足に止まって噛みました!