ヒョウモントカゲモドキの餌や飼育方法は?温度環境など飼い方を解説

ヒョウモントカゲモドキは値段も手頃で、非常に飼いやすい爬虫類として人気が高いです。

ただ、飼う際には様々な飼育用品が必要です。

今回は実際の飼育必要なものについてご紹介していきます。

目次

ヒョウモントカゲモドキの餌は?

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ヒョウモントカゲモドキは肉食で主に昆虫を食べる動物です。

最も一般的な餌といえばコオロギですがその他にもミルワームやピンクマウスなども与えることができます。

それぞれの餌についてみてきましょう。

 

■コオロギ
餌としてのコオロギの魅力はなんと言っても入手しやすくて価格も安価ということです。

主に爬虫類の餌用としてコオロギは『フタホシコオロギ』『ヨーロッパイエコオロギ』の2種類が用いられています。

フタホシコオロギは黒褐色で成虫は比較的大きいです。
消化が良く動きが鈍いのでレオパにとっても食べやすい餌の一つですね。

しかし、フタホシコオロギは共食いをすることがあるので買ったものの餌として使えなくなるというロスが生じます。

また低温に弱いため冬場の管理には注意が必要です。

ヨーロッパイエコオロギは動きが早くてやや捕まえづらい点とフタホシコオロギに比べて外殻が硬いので消化がしづらいです。

しかし、丈夫で管理しやすいので飼い主目線だと非常に扱いやすいですね。

また、コオロギを与える際は食べやすくするように後ろ足を取ってあげると良いです。

動きも鈍くなって捕まえやすくなるのと、棘がなくなるのでいずれにせよレオパにとっては食べやすくなります。

また、コオロギを購入する際にはレオパのサイズに合わせて食べやすいものを準備するようにしましょう。

■ミルワーム
ミルワームはゴミムシダマシしという甲虫の幼虫です。

エサの特徴としては安価で入手しやすいということです。
サイズが選べて小さいものだと2cmくらいのもの、ジャイアントミルワームと言って5cm以上あるものもあります。

コオロギと同様でサイズを選べる点も良いのですが、なによりも管理しやすいことが魅力です。

しかし、レオパにとって消化に良くないことと、カルシウムが少ないため主食として与えるのは避けた方が良いと言われています。

■ハニーワーム
ハニーワームは蛾の幼虫です。

個人的には餌をなかなか食べない子にオススメの餌です。

イモムシ独自の動きから食欲が増すらしく、非常に良く食いつきます

栄養価も非常に高く、カロリー、脂肪、タンパク質も多く含んでおり、消化にも良いのでレオパにとってもやさしい餌です。

注意点としてはやや値段が高いことと、栄養価が高いのであげ過ぎるとかなり太ります。

普通のものは繭を張ってあげる際に繭を破って与える必要があるので手間でしたが、今は繭を作らないよう改良されたものもあるので餌として扱いやすくなっています。

虫の餌を扱う注意点としては絶対に自然に逃がしてはいけないということです。
これだけは注意しましょう!

■ピンクマウス
ピンクマウスとは冷凍したハツカネズミの赤ちゃんです。
レオパも個体によっては食べないですが、栄養価の高い餌なのでオススメです。

食べ過ぎると肥満になりやすい餌なのでやり過ぎには注意が必要です。

また、腹持ちが良いのでピンクマウスを与える場合は餌の頻度も少なくて済み、冷凍して保存できるので管理が非常に楽です。

 

人工飼料は使える?

また、今では人工飼料なども販売されています。

しかし、これは個体によっては全く反応を示さない可能性があるので無駄になってしまうことがあります。

それと動かない餌に興味を持たせるために匂いがかなり強いので苦手な人もいると思います。

もしも、人工飼料を扱う場合は生体を購入する前から食べてくれそうな個体かどうか確認した方が良いでしょう。

ただ、人工飼料は管理しやすいので立ち位置としては非常用の餌として利用するのが無難かもしれません。
関連記事:ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の販売店や値段は?種類ごとの相場はどれくらい?

フタホシコオロギを食べるヒョウモントカゲモドキ

飼育に必要なものは?

ヒョウモントカゲモドキは乾燥地帯に生息する生き物なので飼う際には保温器具など様々なものを用意する必要があります。

飼育に必要なもの

■飼育ケージ
レオパは成体(大人)になると大体25cm程度まで育つので大きくなることを50cm以上のサイズのケージを購入した方が良いです。

レオパはヤモリの仲間ですが壁に張り付くことはできないのでそれほど高さは必要ありません。

また、個人的には天井部分が網目になっていてヒーターが取り付けられるタイプのものがオススメです。

安価なもので済ませたい場合は大きめのプラスチックケースでも良いでしょう。

また、お金に余裕がある場合はアクリルケースで蓋の部分がスライド式になっているものは隙間がないため脱走防止に最も適しています。

■床材
主に床材は新聞紙やキッチンペーパーなどの紙素材のものを使うか、生息地に似せて砂を使うかになります。

個人的には新聞紙を下に敷いて、キッチンペーパーを上に敷くのがオススメです。

汚れたら取り替えることができるので掃除が非常に楽です。

砂はケージ内の見た目は良くなるのですが、糞尿の臭いが残りやすいのと誤って飲み込んでしまった際に腸が詰まったりとトラブルに発展する可能性があるのであまりオススメできません。

■ヒーター
レオパはアフガニスタンなどの乾燥地帯に生息していたため温度管理が必要になってきます。

適温は25~30度と夏場が心配ないですが、冬場は温度を上げて維持する必要があります。

レオパで主に使用するのはケージ下に敷くパネルヒーターケージ上部に取り付ける遠赤外線ヒーターです。

私がヒョウモントカゲモドキの飼育をしていた時は『暖突』という上部に取り付けるヒーターとケージ内に温度勾配を作るために小さいパネルヒーターをケージの下に敷いていました。

オススメの暖突はこちら
爬虫類 保温パネルヒーター 暖突

■シェルター
ヒョウモントカゲモドキは夜行性なので昼間は隠れて潜んでいることが多いです。

そのためシェルターのような隠れられる場所を作ってあげると喜んで入ります

反対にないとストレスを溜めてしまうことがあるので必ず置くようにしましょう。

また、タッパーに湿らせた水苔を入れて出入りできるようにしておくと、脱皮するタイミングに出入りして脱皮不全を防ぐことができるのでオススメです。

■水入れ
レオパはよく水を飲むので用意水入れを置きます。また、水入れは清潔な状態を保つようにしましょう。

また、小さすぎるとひっくり返されたりするので浅くてやや重みのあるものがオススメです。

■ピンセット
エサを与えるときに用いるので用意しておきましょう。
金属製のものが多いですが、エサをとる際にレオパが顔をぶつける場合があるので気になる人は木製のものを使うと良いです。

■霧吹き
湿度が低くなってきた時にケージの側面に霧吹きを掛けて湿度を保ってあげます。

レオパはそれほど湿度に敏感な生き物ではないので1日に1度霧吹きを掛ける程度で良いです。

初めて飼う際にはそれなりに飼育用品を揃えるのにお金が掛かることを理解していおきましょう!

ケージが最も高いですが、おおよそ金額にして2万円程度あれば一式揃えることができます。

また、ヒョウモントカゲモドキはハンドリングなどもできる種類なので非常に可愛らしいです。

飼育する際にはお互い心地よく過ごせるように飼育環境を整えてから生体を購入するようにしましょう!

まとめ


・ヒョウモントカゲモドキは主に肉食で昆虫を食べる爬虫類


・エサはコオロギやピンクマウスがオススメ!人工飼料も使えるが食べない子もいるので注意が必要

・飼育用品を揃えるのにはおおよそ2万円程度掛かる

最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました!

関連記事:爬虫類のペットでおすすめは?【初心者必見】飼いやすい種類はこれ

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