カマドウマはバッタの仲間で別名『便所コオロギ』などという名前でも呼ばれていますね。
秋になると見かける鳴く虫たちですが、同じ仲間のカマドウマはどんな鳴き声なのか…。
今回はカマドウマの鳴き声、コオロギなどのバッタの仲間との比較していきます。
カマドウマの鳴き声は?
カマドウマはれっきとしたバッタの仲間ですが、成虫になっても翅を持っていません!
ほとんどのバッタの仲間は成長して、成虫になる脱皮を終えると翅を生やして鳴くことができるようになります。
しかし、カマドウマは成虫になってもその翅がないので鳴くことはありません。
カマドウマの鳴き声を聞いたことがある!という方は恐らく他の種類のバッタ類と勘違いしている可能性が非常に高いです。
『便所コオロギ』という名前がついたのは昔は汲み取り式のトイレが多く、コオロギのような虫が住み着いていてよく見かけたことからこの名がついたと言われています。
鳴かないけれど見た目が似ているというのが由来だったようですね!
また、カマドウマが他のバッタと大きく違うのは秋に限らず通年見られるということですね。
繁殖の時期も明確には決まっておらず、不規則な繁殖のサイクルをしています。
変わった名前が付いているのもそうですが、かなり特殊なバッタ類という印象ですね。
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緑色のカマドウマ?鳴くのはカマドウマじゃない?
カマドウマは翅がなくて、鳴かない虫…ということから緑色のカマドウマを見つけた!という方が時たま見受けられますが、恐らくそれはバッタ類の幼虫です。
幼虫の時期は翅がないので余計そう見えます。
特に触覚の長いキリギリス科の仲間は『カマドウマの緑色バージョン』に見えなくもないです 笑
その虫を何の種類か知りたい!と思うかもしれませんが幼虫の段階で種類を特定するのは非常に難しいです。
また、家屋に出現するカマドウマは『マダラカマドウマ』か『クラズミウマ』のどちらかである可能性が高いですね!
基本的には害のある生き物ではないので放っておくか、嫌な場合はカマドウマが過ごしやすい環境をなくすことで対策を講じると良いでしょう。
まとめ
・カマドウマはバッタ類の仲間なのに翅がなく、鳴くことができない
・緑色のカマドウマは存在せず、翅がなくて鳴かない場合はバッタ類の幼虫である可能性が高い
・家屋に出現するカマドウマのほとんどは『マアラカマドウマ』か『クラズミウマ』
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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