コウガイビルはちょっと変わった見た目で不気味な生き物ですよね。
しかし、害などはなく個人的には自由研究の題材に使っても面白いと思います。
今回はコウガイビルの生態や飼育方法、餌となるものについて深掘りしていきます!
コウガイビルの生態
コウガイビルは主に湿った場所に生息する扁形動物の仲間です。
扁形動物で馴染みがある生き物でいうとプラナリアなんかが当てはまります!
都会などではかなり大型種のオオミスジコウガイビルも生息しているので意外と身近で見る機会のある生き物です。
見た目は気持ち悪いですが、動きもゆっくりでただ這うだけしかできません。
雌雄同体で体の大きさは大体10-30cm程度で大きいものだと1mを超えるものもいます…。
コウガイビルの名前の由来:笄蛭
名前の『コウガイ』とは昔の女性の髪飾り『笄(こうがい)』の形に頭が似ているからこの名がついています。
頭の形から「ハンマーヘッドのミミズみたいな生き物」と検索されていたりもしますね。
コウガイビルの口は体の腹面全体で捕食する
体の腹面は口でもあり肛門でもある構造をしており、餌を食べるときは獲物に巻き付いてお腹の口から吻を出して消化しながら飲み込んでいきます…。
また、体を切られたり、穴を空けられたとしても再生します。
そうすると無限に増殖できるイメージがありますが、寿命が数ヶ月程度なのでそれほど増えません!
コウガイビルの飼育方法
寿命が短いだけに長期飼育は難しいですが、自由研究の題材として捕食する姿の観察や短期飼育は可能です。
飼育の感覚で言えばカタツムリを飼うときと似ています。
飼育に必要なもの
■飼育ケージ
通気性が良くて、隙間のないないものが好ましいです。
プラスティックケースだとフタの網目から逃げてしまう可能性があるのでもっと網目が細かいものが良いでしょう。
■床材
床材は湿度維持に適している水苔を利用すると良いでしょう。
腐葉土や自然下の土よりも清潔さを保てるのでオススメです。
■鉢植えのかけら
あればですが、飼育ケース内には鉢植えのかけらなどを入れておくと良いでしょう。
■霧吹き
コウガイビルの飼育に欠かせないのが湿気です。
乾燥に非常に弱い生き物なので出来る限り長く飼いたい場合はこまめに霧吹きをして湿度を保つようにしましょう。
しかし、飼育をするにしてもコウガイビルには間接的に人に害をなす事例があるので、直接触ることは推奨できません。
(関連記事:コウガイビルに害はないのか?粘液や人への寄生事例や駆除についても解説)
コウガイビルの食べる餌は?
コウガイビルは主にミミズやナメクジ、カタツムリなどの動物を食べる肉食の生き物です!
あまりイメージはないですが、捕食している姿は恐ろしいものです。
動きは少ないですが、お腹を使ってジワジワと相手を溶かしていくので観察すると面白いでしょう。
基本的には餌の調達は野生のものを捕まえてくることになりますが、釣具で売られているミミズなどは食べるかなど調べてみるのも面白いと思います!
まとめ
・コウガイビルは扁形動物というプラナリアの仲間でお腹に口がある変わった生き物
・飼育は寿命が短いの長期飼育は適さないが見つけた場合自由研究などの観察の題材として使える
・飼育時は湿気に一番気を配り、脱走しないように隙間のないケージを利用すると良い
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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