よく居酒屋の前やお店の中にタヌキの置物が置かれているところを目にします。
中には大量のタヌキが置かれているお店もありますが、どういう意味があるんでしょうか…。
個人的には可愛らしい見た目をしているので好きですが、あれが怖いと思う人もいるみたいです。
今回はそんなタヌキの置物の意味や名前について深掘りしていきたいと思います。
タヌキの置物は何て言う名前なの?
タヌキの置物は”信楽焼”の一つです。
今でこそタヌキの置物は信楽焼の代名詞というイメージになっていますが、実際にはまだ歴史が浅いみたいですね。
1951年に陶芸家の方が作ったのが最初だと言われています。
正式名称と言い切れる名前はありませんでしたが、“信楽焼たぬき”と呼ばれているそうです。
タヌキの置物を置く意味は?
信楽たぬきには『他を抜く』という意味が込められているから縁起物として好まれているみたいです。
他店を抜くぞ!商売繁盛!という意味を『他抜き(たぬき)』と掛けた洒落で店の軒先に置かれているということですね!
簡単にまとめるとダジャレから縁起物に発展して置かれたということになります。
さらに深いのはこの置物の特徴にはそれぞれ意味があり、縁起の良いものが織り交ぜられています…。
怖いけど縁起が良いの?
ちょっと見た目が怖い?信楽たぬきですが、身につけているものにも縁起の良い意味が込められているそうです。
このタヌキの身なりは『八相縁起』と呼ばれる縁起を表しています。
タヌキの八相とは
笠、見開いた目、笑った顔、通帳、太い尻尾、徳利、金袋、大きいお腹
のことを表しており、それぞれにこのような意味があります。
笠…悪事災難から身を守る準備をしましょう
顔…お互いに愛想よく
通帳…信用が第一
太い尻尾…終わりよければ全て良し
徳利…人徳を身に付ける
金袋…金運を身に付ける
お腹…冷静さと大胆さを兼ね備える
目…周囲を見渡して正しい判断を
このように一つ一つに意味が込められていて実は奥が深いものだったんですね…。
只の間抜けな顔をしたタヌキではありませんでした…。
このように意味を知ると実際に置物を見た時になんだかいいな~と好感を持てるようになりました 笑
怖いと思う方はぜひ縁起物で良い意味が込められたものとしてみてあげて下さい!
まとめ
・タヌキの置物は信楽焼の一つで信楽たぬきという名前で呼ばれている
・置物には『他を抜く』というダジャレから縁起物としてお店の軒先によく置かれる
・タヌキの格好や身なりには八相縁起という意味が込められている
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