キリギリスと言うとイソップ寓話のアリとキリギリスで名前を聞いたことがある人がほとんどだと思います。
よく言われるのがキリギリスはバッタと何が違うんだということですね。
今回はバッタとキリギリスの違いや見分け方について深掘りしていきたいと思います!
キリギリス(螽蟖)とは
キリギリスはバッタの仲間でバッタ目キリギリス科キリギリス属に分類される昆虫です。
また、昔はコオロギのこと指す名前だったそうです!
大きさは24-39mmでメスの方がオスよりも大きくなります。
バッタでもよくあることですが色は緑色型と褐色型の2つがありますね。
色は生育環境によって色が変わるのが一般的ですね。
生活史については3-4月に孵化して、地上に出てきた幼虫は草の上で生活を始めます。
キリギリスの餌・食べるもの
最初は植物の種や花粉を食べて成長し、やがて小型の昆虫などを捕食するようになってきます。
意外と攻撃的で縄張りに入ってくる仲間も可能であれば捕食してしまいます!
キリギリスは肉食で危ないのか
キリギリスの仲間は成長していくと、主に肉食になります。
そのため、小型の昆虫も食べますし、キリギリス同士を同じ飼育箱に入れていると共食いを始めてしまうほど食欲旺盛です。
キリギリスの仲間でもクビキリギスという種類は顎が非常に大きく噛む力が強いため、人の指も噛まれると肉が食いちぎられて怪我をします。
種類にもよりますが素手で触るのには危ないです。
キリギリスとバッタの違い
キリギリスとバッタの違いですが、平たく言えばキリギリスもバッタの仲間です。
しかし、バッタと呼ばれる種類とは身体的の特徴などが異なります。
特にキリギリスはバッタやコオロギとは違い、かなり後ろの脚が長いため水平な地面では脱皮ができません。
細かい違いですがバッタとキリギリスの違いや見分けるポイントを画像を解説していきます!
見分け方や区別の仕方を画像で解説
バッタ | キリギリス |
触覚が短い | 触覚が長い |
前脚の棘が短い | 前脚の棘が大きい |
後ろ脚が短い | 後ろ脚が長い |
産卵管が発達していない | 産卵管が発達している |
キリギリスは体が短くて体に高さがあります。
バッタに比べて脚と触覚が非常に長いのも特徴的ですね!
メスに関しては尾部の産卵管が長く発達しています。
2対の前脚はたくさんの棘があり、発達している。
キリギリスの前脚の棘が発達しているのは捕食性が強く、捕まえた獲物を逃さないために発達しています。
他にもさらに肉食性の強いヤブキリやウマオイなんかはさらに棘が発達しているそうです!
簡単にキリギリスとバッタを見分けるポイントとしては触覚と脚の長さを見ると良いですね。
音の鳴らし方の違い
見た目でも違いはありますが、バッタとキリギリスでは翅で音を鳴らすやり方についても違いが見られます。
- バッタ亜目は前翅と後脚を擦り合わせて音を出す
- キリギリス亜目は左右の前翅を震わせて音を出す
という特徴を盛っています。
コオロギ類の仲間もキリギリス亜目に含まれるので、音を鳴らす方に特化している言えるのがキリギリスです。
キリギリスはバッタを食べる?
衝撃なことにキリギリスは自分よりも大きなバッタをも捕食することがあります。
まとめ
・キリギリスはバッタの中でも捕食性が強い部類の仲間である
・以前はコオロギのことを指すこともあったが現在ではキリギリス科キリギリス属の仲間を指す
・バッタとは身体的特徴に違いがあり、脚と触覚の長さが非常に長い
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最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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