ことわざで『同じ穴のムジナ』というものがあったり、『ムジナもん』というゆるキャラがいるように『ムジナ』という名前を聞いたことがある人も多いと思います。
辞書ではムジナのことをタヌキのことと書いてあったり色々とややこしいですね。
今回はムジナとタヌキの違いはなんなのか?はたまた別の生き物なのかについて深掘りしていきます!
ムジナとタヌキの違いはなに?
ムジナとタヌキの違いというよりはまずムジナって何なのかということですね。
ムジナは現代では主にアナグマという生き物を指すことが多いです。
ただ地方によってはタヌキやハクビシンのことも指すのでこれらの動物をまとめた言葉とも捉えられます。
さらにややこしいことに栃木県の一部の地域ではアナグマのことをタヌキと呼び、タヌキをムジナと呼ぶそうです…。笑
そのため、今でもムジナはどの生き物の事を指すのかはっきりしていないのだと思います…。
また、ムジナはタヌキでもアナグマでもなく別の生き物だとする説もあるのでもうめちゃくちゃですね!
結局のところアナグマなの?
昔の民話ではムジナは犬くらいの大きさで前足が短くて毛の色は茶色と言われています。
さらには歳をとると人を化かせるようになると言い伝えられています。
ことわざの『同じ穴のムジナ』で使われているムジナというのは人を化かすとされる生き物を指しています。
そのムジナはタヌキと同じ穴で生活するという習性があると信じられていたことでこのことわざができたそうです。
『同じ穴のムジナ』の意味は『一見違っているように見えるが、実は同類である』という意味ですが、ムジナもタヌキも人を化かす生き物の同類として例えられていたのではないかと考察しています。
しかし、現代ではほとんどの場合アナグマのことを言う言葉のようになっています。
個人的にはムジナという別の生き物として存在していた方が面白かったんですけどね…。
ただ、アナグマは名前の通り自分で巣穴を掘って生活するのでムジナのイメージに一番近い生き物なのかもしれません。
それにタヌキがその巣穴で生活することもあるようなのでやはりややこしいです…。
まとめ
・ムジナはタヌキ、アナグマ、タヌキでもアナグマでもない生き物を指す言葉として使われている
・『同じ穴のムジナ』ということわざで指すムジナはタヌキではなくムジナという人を化かす生き物
・現代ではアナグマのことを言うことが多いがムジナの特徴的にはアナグマが一番近い
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