人気を博したカピバラと害獣として嫌われているヌートリア…。
見た目も似ていて同じテンジクネズミの仲間でもだいぶ差がありますね。
今回はそんなヌートリアとカピバラの違いや見分け方について解説していきます!
ヌートリアとカピバラとは?
ヌートリアもカピバラもテンジクネズミの仲間です。
元々は両種とも南アメリカに生息しており、温暖な水辺に生息する動物ですね。
ヌートリア
体長は40-60cm、尾長は30-45cmとげっ歯類の仲間ではかなり大型の動物です。
ビーバーと同じく水辺での生活に適応していて、泳ぐのが得意で潜水もできます。
ただ、ヌートリアは日本では外来の害獣として扱われることがほとんどです。
特に稲や麦、葉野菜などの農作物を食害することからなにかと嫌われ者です…。
日本に現存する生物の中ではドブネズミのイメージに近いですね!
カピバラ
体長100-130cm、体重がオスで35~64kg、メスが37-66kgと現存するげっ歯類の仲間で最大の種類。
カピバラさんというキャラクターがいるため可愛らしいイメージが強いですが、実物はでかいです。
体のサイズ感的にはネズミというよりは豚に近いですね!笑
性格が穏やかで人になつくこともあるため、ペットにされることもあります。
ヌートリアなどと一緒で水辺での生活に適しており、捕食者から逃げるために5分以上も水の中に潜ることが可能です!
日本では放し飼いで飼育されている動物園もあります!
ヌートリアとカピバラの違い
中々並べてみることがないため、写真だとわかりづらいですが大きさが全く違います。
また、生態での違いはカピバラは群れを作って生活しますが、ヌートリアは縄張りを持って単独で行動します。
見分け方と区別方法
細かい部分ですがヌートリアとカピバラには身体的特徴で見分けられるポイントがあります。
主なポイントはこちら
・前歯
・尻尾の長さ
わかりやすいのがこの3つです。
体のサイズはヌートリアはカピバラの半分程度の大きさです。
前歯と尻尾については画像で比較していきましょう!
前歯の違い
ヌートリアは前歯が見えやすく色もオレンジ色をしているので特徴的です。
しかし、カピバラの前歯は見えづらく色も白いです。
尻尾の長さ
一目瞭然でヌートリアは長い尻尾がありますが、カピバラにはありません。
尻尾はビーバーと見分けることに使えるポイントになります。
ビーバーはオールのような大きな尻尾をしています。
まとめ
・ヌートリアとカピバラはテンジクネズミの仲間で同じ南アメリカに生息する動物
・ヌートリアとカピバラの見た目の違いは大きさ、前歯、尻尾を見ると良い
・一目瞭然な区別ポイントは尻尾でビーバーとも区別できる
関連記事
ビーバーは日本に生息するの?見られる動物園は関東と関西にあるの?
アライグマに天敵はいないの?日本で生息している数はどれくらい?
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
生き物好きの方にシェアしてこの情報を届けませんか?
記事が参考になったという方は
FBなどで「いいね!」もお願いします^^!
コメント
コメント一覧 (2件)
今夜、広島市内の川でヌ―トリアを目撃しました❗
撮影すれば良かった
すごいですね!
外来種とは言え、一度生で見てみたいです^^