よく日本ではマングースはハブと戦うということが謳われていますね。
奄美大島では昔ハブVSマングースという見世物があったくらいなのでそういうイメージを持っている人も多いです。
マングースはハブの天敵として過去に沖縄や鹿児島(奄美大島)に導入されましたが、現在は外来生物として困った存在として扱われています。
今回はマングースとハブの関係性やヘビの毒は効かないのかなど生態について掘り下げていきます。
マングースの生態
※今回紹介しているマングースは主に『フイリマングース』という種についてお話しています。
頭から胴までで25~37cmほとで、体重は重くても1kg程度と中型の哺乳類の仲間になります。
体は細長くて四肢が短いので、日本に在来する動物で言うとテンやイタチに近いです!
また、フイリマングースは木に登ったり、穴を掘るという行動はしません。
さらには水を避ける傾向にあるため、主に地表でしか行動しないというシンプルな戦略をとっています。
マングースの生息地
フイリマングースはミャンマーや中国南部、バングラデシュ、ネパールなどの東南アジアの国が原産の生息地です。
現在はインド諸島やハワイ、日本の沖縄・奄美大島に外来種として移入分布しています。
※ジャワマングースなどはインドネシアに生息します。
かなり適応的な動物で農地から森林、海岸、砂漠、都市部など様々な環境に生息しています。
どちらかというと開放的な環境を好む傾向があるようです。
マングースの食性
マングースは雑食性の哺乳類で、小型の哺乳類から鳥類、爬虫類、昆虫、果物など様々なものを食べます!
一般的にヘビなどの動物を率先して食べるイメージが強いですが、主に餌としているのは昆虫類とわかっています…^^;
ヘビは襲うこともあるけど積極的には食べないという…笑
マングースにはヘビ毒は効かない?
マングースはヘビの毒に耐性があるとも言われますが、実際は効いてしまうとも考えられています。
実際マングースがコブラなどの毒蛇を襲う時は噛まれないように慎重に戦います。
恐らくですが耐性はあるけれども噛まれることによって怪我をすることになるでしょう。
マングースはハブの天敵なの?
マングースは現在奄美大島や沖縄で他の動物を食べてしまうことから駆除されています。
ハブを襲うこともあるので天敵と言うことはできますが、マングースからすればリスクもあるので他の動物を食べた方が良いというのが実情です。
実際マングースがヘビの天敵と認知されるようになったのは『ジャングルブック』という小説での寓話が影響していると考えられています。
この小説ではマングースがコブラに対して果敢に攻撃する話が出ているので、そういう先入観が生まれたのではないかという説もあるくらいです。
戦うことも事実ですが、ハブと戦って返り討ちにあることもありますからね…^^;
なんとも言えませんが人間の都合で導入されたと思ったら、駆除される立場になってしまっています…
まとめ
・マングースは中型の哺乳類で日本で言うとテンやイタチに似ている
・毒に耐性があると言われるが実際には噛まれないように攻撃する
・マングースはハブの天敵ではあるが、リスクが高いので率先して襲うわけではない
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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