ゾウ(象)と言えば子どもの頃から不思議と名前を知っている動物ですよね。
またゾウは現生で最大の陸生哺乳類でもあります。
そこで気になるのはあのような巨体でどれくらい生き続けるのかということです!
今回はそんなゾウの寿命と生態について深掘りしていきます。
ゾウの生態
ゾウはもう誰もが知っていることですが、長い鼻と大きな耳が特徴の動物です
また首が非常に短いことも特徴で鼻を使わないと食事や給水ができません。
ちなみにこの長い鼻はかなり器用に使うことができ、小さいものから豆腐のようなものまで掴めるそうです!
さらに知能も非常に高く、人の顔を見分けることもできます。
ゾウの生息地
地球上に現生して存在するゾウはアフリカゾウとアジアゾウの二種類です。
名前の通りでアフリカゾウはアフリカに生息しており、アジアゾウはアジアに生息しています。
どちらの種類も近年大幅に数が減っており、アジアゾウはもう本当に限られた場所にしか分布していません…
ゾウの食性
ゾウは主に植物食で葉や草、果物、野菜などを食べます。
自然下ではミネラルを補給するために泥や岩塩を食べることもあるようですね!
驚きなのは食べる量で1日に150kgの植物を食べ、水分は水100Lを必要とします。
やはりあの巨体で活動するためにはかなりの食事量が必要なようですね。
現在野生のゾウは減ってしまっていますが、ゾウが増えすぎると植生の回復が追いつかずに環境破壊の元凶になることもあります。
アジアゾウ・アフリカゾウ・マルミミゾウの寿命
基本的に動物の寿命というのは体の大きさ比例します。
野生下でのゾウの寿命は60~80年とされています。
種類別で見ていくと、
ゾウの種類 | 平均寿命 | 最長寿命の例 |
アジアゾウ | 48-80歳 | 86歳(台湾の動物園:参照 BBC) |
アフリカゾウ | 56歳 | 60-80歳 |
マルミミゾウ (アフリカゾウ亜種) |
不明 | – |
という数字が出てきます。
マルミミゾウはアフリカゾウの亜種に当たりますが、小柄なゾウなのでアフリカゾウよりも寿命は短い可能性がありますね。
人間以外の陸生哺乳類の中ではゾウが最長寿命の動物です。
また、ゾウが大人(成獣)になるまで20年ほど掛かり、メスは60歳くらいまで子どもを産むことができます。
動物園では寿命が縮まるの?
食性で語ったようにゾウはかなりの量の食事を摂ります。
その理由は生命活動に使うエネルギー量が多いからです。
しかし、動物園にいるゾウは運動量が野生下に比べてかなり少ないので短命だと言われています。
ある海外の研究では動物園で生まれたものは野生下のゾウに比べて平均寿命が3分の1しかないというデータもあります。
よく小さな動物の場合だと飼育時の方が長生きしますが、それは外敵から襲われないというのと体が小さい分だけ飼育下でも運動量を確保できるからだと思います。
そう考えると大型の動物の飼育はちょっと考えてしまう部分がありますよね…
まとめ
・ゾウは一日に150キロの食事と100Lの水分を補給する
・ゾウの寿命は約70年で野生下での平均寿命は56年ほど
・動物園のゾウは運動不足などが原因でかなり寿命が短い
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