コオイムシは水生昆虫の中で雄が卵を背負って生活するという、変わった習性を持っています。
個人的には、飼育が比較的簡単なことと変わった習性から、小学校の自由研究などで昆虫観察の対象種としてとても優秀だと思います。
私自身、小学校の頃の自由研究でお世話になりました。笑
今回はコオイムシの飼育方法と、販売価格などについて深堀していきます。
コオイムシの生態
コオイムシは日本全国に分布しており、日本のほかには中国、朝鮮半島に生息しています。
日の当たる水草が多い水田や、流れのゆるい溜池、用水路などに現れますが、一度農薬の影響で急激に数が減ったため、現在回復している途中だと考えられます。
4月の初めから10月まで見られ、冬は水中で越冬します。
タガメは雌が卵産んだ場所を雄が守るという習性がありますが、水生昆虫では珍しく、雌が雄の背中に卵を産み付けて雄が子育てをします。
産卵期は4~8月で、卵を世話している雄は飛ぶことができず、活動が制限されます。
しかし、通常通り餌を必要とするため、餌が不足して他の雄の卵を食べてしまうこともあるとか…
コオイムシの飼育に必要なもの
[ad#co-1]■飼育ケース
水深は浅くても大丈夫なのですが、コオイムシは飛ぶことができるため蓋の付いているものを選びましょう。
■水草
水草は多めに入れコオイムシが掴まることのできる場所をつくってあげましょう。また、水草で陸地のような場所をつくるとそこで体を乾かすことができるのでなお良いです。
■砂利
必ず必要というわけではないですが観賞用にコオイムシ飼うのであれば、河砂などを入れると見栄えがいいです。
コオイムシのエサ
コオイムシの餌はメダカなどの小魚、水生昆虫、ボウフラなどです。
しかし、巻貝を与えるのが、一番食いつきがいいそうです!
ですが、巻貝は毎回与えることはできないので、ペットショップで小さめのコオロギを買い与えるのがいいでしょう。
コオイムシの販売値段の相場
販売価格の相場はコオイムシ1匹で200円~600円です。
比較的他の水生昆虫よりは安く飼うことができ、飼育も容易なので、水生昆虫を初めて飼育する人にはいいかもしれません。
まとめ
・雄が背中に卵を背負って子育てするという変わった習性をもつ
・餌は水生昆虫だがペットショップで販売しているコオロギで代用可
・コオイムシ成虫の販売価格は1匹200円~600円
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