両生類の中でも日本に生息する野生のカエルなどは飼うことが難しいです。
それに対して日本に生息するアカハライモリ・シリケンイモリは販売もされていますし、簡単に飼育することもできます。
イモリは丈夫で管理コストも低いので非常に飼いやすい初心者向けの両生類だと言えます!
今回はイモリの飼い方や種類、値段など飼育するためにに必要な情報を紹介していきたいと思います。
イモリの飼育方法と餌について
イモリで最も一般的に知られているのがアカハライモリ(別名:ニホンイモリ)ですね。
田んぼや池など比較的野生でもよく見る両生類なので馴染みの深い人も多いと思います。
イモリを飼育する魅力ですが、何よりも丈夫であることと温度管理などもいらないことです!
本来『生き物を飼う』ということは手間が掛かることですが、イモリはさほど手が掛からないです。
唯一しっかりやらなければいけないとすれば、こまめに水を変えてあげる必要があるということですね。
飼う際も最低限必要なものは飼育用のプラケースと餌があれば十分です!
また、濾過器のついた水槽などで飼育する場合は水を頻繁に変える必要もなくなるのでエサやりをするだけですね。
イモリの餌について
そのような水槽で飼う場合は水槽のレイアウトなんかもこだわれるので好きな人にとっては楽しいかもしれませんね!
また、中には虫が苦手で餌で虫を取り扱いたくないという方もいると思いますが人工のエサもしっかり食べるのでその点も問題はありません。
一般的にはアカムシなどをあげている人が多いようです。
また、しらすや小さくした魚の切り身などをエサとして利用している方もいます。
私もイモリを飼育していますが、頻繁に買いに行かずに済む人工餌の『イモリ主食』というものをあげています。
値段も手頃で700円程度なので維持費もほとんどかかりません!
日本にいるイモリの種類と飼いやすさ
日本にはイモリは主に3種類しかいません。
- アカハライモリ(ニホンイモリ)
- シリケンイモリ…アマミシリケンイモリ、オキナワシリケンイモリ
- イボイモリ
この3種類の中でも唯一イボイモリは天然記念物なので飼育することや捕まえることはできません。
アカハライモリとシリケンイモリは両生類の中でも温度変化に強く、貪欲のため飼育に適しています。
アカハライモリにおいては数も多く、田んぼや池で捕獲することも可能です。
アカハライモリやシリケンイモリはペットショップでも比較的よく販売されているので入手もし易いと思います。
イモリの値段と販売先はどこ?
アカハライモリは安いところだと1匹200円くらいで販売されていることもあります。
シリケンイモリは1匹800円程度とアカハライモリに比べるとやや高い値段となっています。
なので両種とも数百円あれば購入することは可能です。
しかし、注意する点としてはイモリの寿命は非常に長いです。
イモリの寿命は長いと20~30年生きると言われています。
当たり前ですが、生物の命はお金で判断できません。
値段が安いからといって軽い気持ちで飼うのではなく、長い付き合いになること前提で飼うという認識を持った方が良いですね!
また、販売先についてですが、淡水魚などを取り扱っているペットショップで一緒に並んで販売されているところはよく見ます。
また、アカハライモリに関してはホームセンターなどでも取り扱っているケースもあります。
もしも、それでも見つからない場合はおすすめはしないですがイモリの場合通販で取り扱われているところもあるのでそちらから購入するという手立てもあります。
最後に絶対やってはいけないのは飼えなくなったからといって一度飼育し始めた動物を自然に返すということだけはいけません。
それだけは注意しましょう!
イモリを飼育する上での注意点
イモリを飼育していた際に留意すべきことが何点かあるのでこちらに綴っておきます。
脱走に対しての対策
イモリは脱走するイメージがないかもしれませんが、ポンプの管伝い・水槽の角をよじ登って脱出を試みたりします。
なので、飼育する際には簡易的なものでいいので蓋があった方が良いです。
僕自身は小型の水槽で蓋なしで飼育していたときに1度脱走されてしまい、部屋の隅っこにホコリを纏った状態で見つかりました。
すぐに見つけられたので事なきを得ましたが、かなり肝を冷やしました…
多頭飼いについて
私はイモリを2匹同じ水槽で飼育していました。
餌をやるときだけ喧嘩のようなことになりますが、普段は一緒にくっついていたり争うこともないので基本的には多頭飼いしても問題はありません。
カルキ抜きについて
イモリは丈夫なので「カルキ抜きをしなくても良い」などと言われることがありますが、イモリにとって負担があることは間違いないのでカルキ抜きは行いましょう。
欲を言えば、水道水を中和させたものよりも汲み置きした水の方が良いですね。
まとめ
・イモリは両生類の中でも丈夫で、餌も人工エサを食べるため非常に飼いやすい
・日本にいるイモリはアカハライモリ、シリケンイモリ、イボイモリの三種類
・イモリは1匹約数百円あれば入手可能。販売店はペットショップやホームセンターでも取り扱いあり
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