ミナミヤモリの特徴と生態│販売購入や飼育は可能なのか

ヤモリは家の中でも見かけることがある、とても身近な生き物です。

特にミナミヤモリは、日本に生息するヤモリの仲間の中でも代表的な種の一つです。

しかし最近の研究で、ミナミヤモリの意外な事実が明らかになったことはご存知でしょうか?

今回はそんなミナミヤモリの特徴と生態、販売値段や飼育が可能かどうかについてご紹介します。

目次

ミナミヤモリの特徴

ミナミヤモリは、爬虫類有鱗目トカゲ亜目ヤモリ下目ヤモリ科ヤモリ亜科ヤモリ属の生き物です。

九州南部、大隈諸島、トカラ列島、奄美諸島、沖縄諸島、先島諸島、さらに台湾と中国の南部一帯に分布しています。

名前と分布域からも分かる通り、基本的に暖かい土地の生き物です。

和歌山や静岡などにも、人の手で持ち込まれたと思われる個体が生息しています。

体長は10cmから13cm。肌は褐色から灰色まで様々ですが、これは個体というより環境に合わせた違いだと考えられています。

木や岩の隙間に潜りやすいように進化し、体つきは全体的に扁平です。

四肢にはヤモリの仲間の特徴である趾下薄板が発達していて、垂直の壁やガラスにも張りついて動き回ることができます。

東アジアの広い地域に生息するミナミヤモリですが、最近の研究ではこれらが微妙に違う種であるという説が主流になっています。

オキナワヤモリなど外見のよく似た別種の存在もあり、ミナミヤモリの分類は改めて研究され直されている真っ最中です。

近い将来、ミナミヤモリとしてまとめて認識されてきた種が、地域ごとに別種として分類される可能性もあります。

ミナミヤモリの生態

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ミナミヤモリは、主に森林を生活の場としています。

ヤモリというと民家の中でも見かけることで知られていますが、ミナミヤモリが人里に現れることはあまりありません。

これは生息域が重なっていて、より人里での生活に適応しているホオグロヤモリとの競合を避けるためだと考えられています。

夜行性で、昼間は木の隙間や洞などで休んでいます。基本的に樹上で生活し、地上には滅多に降りてきません。

主食は昆虫や節足動物、より小型の爬虫類を襲うこともあります。一方で猫やヘビ、肉食の鳥などが天敵です。

春から夏にかけて繁殖期を迎え、一度に二個の卵を木の隙間などに産みつけます。

彼らの卵は粘着質に覆われているのですが、これは風などで卵が落ちないようにするための工夫だと言われています。

ミナミヤモリの販売値段について

ミナミヤモリは、爬虫類専門店などで3000円前後で販売されています。

人里離れた地域に生息しているため、捕獲の手間の分ホオグロヤモリなどと比べて値段が高めです。

日本に生息するヤモリの中では高価な種なので、できれば自分で直接見て、健康状態などを確認しながら購入するか検討しましょう。

ミナミヤモリの飼育は可能?

ミナミヤモリを飼育することは、現在では特に問題はありません。

しかし前述した通り、ミナミヤモリは改めて研究が行われている真っ最中です。

地域ごとに細かく分類され、その中に希少な種だと認定されるものが現れても不思議ではありません。

ミナミヤモリの飼育を考えている方は、彼らの現在の扱いについて事前によく調べることを忘れないようにしましょう。

まとめ

・ミナミヤモリは、九州南部から台湾、中国の暖かい地域に生息する生き物

・ミナミヤモリは地域によって微妙に違う種ではないかという説が出ており、改めて研究されている

・ミナミヤモリは一匹3000円ほどで購入可能だが、今後の研究次第で希少種に指定される可能性も

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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