ネコというと家庭で飼育されている可愛くて小さな生き物を思い浮かべがちですが、厳しい環境で生きている野生のヤマネコも存在します。
オオヤマネコもその1種です。
やや野生味が強い顔つきながらもペットのネコのような可愛らしさを感じさせるオオヤマネコ、その特徴と生態はどのようなものでしょうか?
日本では絶滅危惧種として取り扱われているという話もあります。
日本でオオヤマネコを観察できる動物園はあるのでしょうか。
オオヤマネコの特徴と生態、オオヤマネコがいる日本の動物園、オオヤマネコの種類について解説します。
オオヤマネコの特徴・生態
オオヤマネコは哺乳綱食肉目ネコ科の生き物です。
オオヤマネコにはシベリアヤマネコやスペインオオヤマネコなどが存在しますが、オオヤマというと一般的にはシベリアオオヤマネコのことを指します。
体長80~130cm、体重10~30kgと、一般家庭で飼育されている猫の倍以上の大きさになるそうです。
毛色は個体差がありますが、灰色や赤褐色などがベースとなっていて茶色や黒の斑点模様を持つものもいます。
夜行性で、主に単独で行動するそうです。
肉食性で鳥やリスなどのげっ歯類などを捕食します。
時には危険を承知で、特に冬場など食べ物が乏しい時期は、シカなどの大型の哺乳類を襲うこともあるそうです。
1頭当たり20~60 km²ほどの広い縄張りを持ちます。
力が強く跳躍力にも優れ、木登りや泳ぐことも得意としているそうです。
視力が良く、暗闇の中でも光を捉える事から英名では光という意味があるLynxという名前が付けられています。
繁殖期は2~3月頃となっており、妊娠期間は約2か月で通常2~3頭の子供を産みます。
ピューマなどのオオヤマネコより大型のネコ科の動物が天敵となっており、特に子供が狙われて命を落とすことがしばしばあるそうです。
野生下での寿命は12~15年ほどで、飼育されている個体だと20年ほど生きる場合もあります。
日本の絶滅危惧種のオオヤマネコ
[ad#co-1]そんなオオヤマネコですが、縄文時代に生きていたと思われるオオヤマネコの化石が本州や北海道などで発見されており、かつては日本にも生息していたのだと考えられています。
しかし現在日本にオオヤマネコは生息していません。
どのように絶滅に至ったか、残念ながら詳細は分かっていないそうです。
現在、日本ではオオヤマネコ属を特定動物に指定しています。
世界的には、環境破壊などの影響で生息数の減少が懸念されているそうです。
オオヤマネコがいる日本の動物園
では日本でオオヤマネコを飼育している動物園はあるのでしょうか?
現在日本においては、羽村市動物園、宇都宮動物園、神戸市立王子動物園、京都市動物園で観察することが出来ます。
興味がある方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
オオヤマネコの種類
そんなオオヤマネコは4つの種類が存在します。
最もポピュラーで大柄なシベリアオオヤマネコ、2番目に大きくシベリアヤマネコとカナダやアメリカに生息しているカナダオオヤマネコ、スペインなどに生息しているスペインオオヤマネコ、オオヤマネコの仲間の中では最も小柄なボブキャットです。
それぞれ少しずつ特徴や見た目が違うので、良かったら調べてみて下さいね。
まとめ
・オオヤマネコは夜行性で視力が良い動物
・オオヤマネコは日本にもかつて生息していた
・オオヤマネコは日本では羽村市動物園などで見ることができる
・世界でもオオヤマネコは4つの種類が存在する
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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