アオダイショウを素手で触ったことがある方は経験があるかもしれませんが、独特な臭いにおいを出すことがあります。
今回はその臭いの原因や何のためにそのような臭いを出すのかについて掘り下げていきます。
アオダイショウの臭いにおいの原因は?
野生にいるアオダイショウを捕まえた際に普段嗅ぎ慣れないようなクサい臭いを出されたことがあります。
この臭いの原因はヘビの尾の付け根部分にある総排泄口付近の臭腺から出る褐色の液体です。
ヘビは見の危険を感じる総排泄口からそのような臭いのする分泌液を出します。
また、その分泌液の出し方も霧状に出すこともあれば液状で出すこともあります。
私が捕まえた際には手に絡みついて臭いを付けるように液状のものが排出されました。
アオダイショウの分泌液はかなり独特な臭いなので例えにくいですが、『青臭い』においですね…。
刺激臭というよりは『悪臭』『異臭』と言った方が適している印象です。
このヘビにある臭腺は犬であれば肛門嚢のようなものですね。
なぜくさい臭いを出すのか?
くさい臭いを出す理由は主に相手を威嚇する目的で使われますが、中にはこの分泌液の臭いで他の個体に危険を知らせているという説もあるようです。
個人的な考えでは逃げるための威嚇行為だと思いますが、危険を知らせるという考え方も面白いですね!
実際にヘビ以外にもカメムシやスカンクなどくさい臭いを出して身を守る生物がいることを考えると身の危険を感じたときに行う手段としてはかなり有効なのかもしれませんね。
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飼育下でも臭いを出す?
ペットとして広く流通しているコーンスネークなどでは飼育下でそのような臭いはしないですが、野生のアオダイショウを飼育しようとすると警戒して臭いを出すことがあるようです。
また、この臭いはヘビの種類にもよると思います。
野生のヘビを素手で掴んだ際に分泌液を出されてもそれほど臭わないものもいれば、ひどい臭いがするものもいます。
個人的にはアオダイショウ、シロマダラ、アカマタはかなり臭いがキツイ印象があります。
どのヘビも似たような青臭い独特な臭いです。
臭いを出すときは基本的に捕まえた時なので飼育下で警戒させなければそのような臭いは出さないのではないかと思いますね。
アオダイショウを飼育下で臭いを放たないようにするためにはアダルトの野生個体を飼育するのではなく幼蛇を選択して人に慣れさせれば問題ないのではないかと思います。
まとめ
・アオダイショウのクサい臭いの原因は総排泄口付近にある臭腺の分泌液
・臭いを出す理由は身の危険を感じたときの威嚇だと考えられる
・飼育下でも人に慣れておらず警戒されていると臭いを出される可能性がある
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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